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2000/02/26(土)
放浪人的青春日記〜番外編〜*名前を呼んで*
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放課後、夕暮れ、帰り道。
「駿ちゃんと奏ちゃんてさぁ」 「んあ?」 「似てんよね。この白い肌とかー」 「触んな変態」 「生意気で可愛いとことかー」 「死にたい?」 「ちゅーしたくなる唇とかー」 「顔近づけてんなよヒゲ…っん、」
ちゅ、
「…外でとかマジ最悪。バカしゃくれ」 「ちゃんと名前呼んでよ」 「のっぽ」 「ねぇ」 「ハイハイ晃」 「もっかい」 「晃ザ・カリウム」 「違うからビミョーに」 「んはは」
愛しい存在の誰かに名前を呼ばれることで自分の存在を確かめる。
僕はココにいる、ココにいたい。
君の隣に。 だからねぇ、
END.
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