|
2000/03/26(日)
放浪人的青春日記〜なみだA〜
|
|
|
急いで階段を駆け下り、プリントが落ちた方向へと走った。
「うわー別館の方まで飛んでんじゃん…」
あちこちに散らばったプリントを一人寂しく拾い集める。
「あのタレ目のせーだクッソ…ん?」
美術室から誰かが出てくるのを視界の端で捕らえ、咄嗟に隠れる。
…ってなんで隠れてんだオリャ。
なんて自分ツッコミを心の中でかましつつその人影に目を向ける、と。
「…?!」
驚いた、とゆうか戸惑った。 その人物に対して、ではない。その表情に、だ。
泣いてる
厚志…?
声をかけることも出来ずに、去って行くその姿をただ見送るしかなかった。
|
|
|