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2000/03/27(月)
放浪人的青春日記〜なみだB〜
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胸騒ぎがした。
風に背中を押された気がして、 美術室へと歩き出す。
ギ、カタン…
半開きのドアの向こう、 聞こえてきたのは小さな嗚咽。
「っく…ふ…ぅッ…」
ああ、知ってる。
これは夢で見たビジョン。
「駿ちゃん」
正夢にはしたくない。
夢で見た君は僕の腕をすり抜けてしまったから。
「、ま…きさっ…?」
ねえ、 どうしてそんな顔するの。
「泣かないでよ…」
切なくて 涙を拭い去りたくて
ただ抱きしめることしか出来ない僕は
君しか見えない暗い闇から 救ってあげられるのかな。
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