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2000/01/29(土)
放浪人的青春日記〜保健室編〜7
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「…うおっ、何泣いてんだ俺!つか汗びっしょりだし!?きもちわり…」
「だから、怖い夢見てたんしょ?」
再び同じ質問を口にしながら槙は自分のシャツを引っ張り、涙と鼻水で汚れた駿の顔をゴシゴシと拭いてやる。
「ちょ、いーって!汚ね…」
「いーから。大人しくしてなさい」
「…あい」
有無を言わせない槙の態度に、駿はあっさりと抵抗を止めた。疲れていたせいもあるかもしれない。
「心細い時は甘えていーんだよ」
柄にもなく顔を赤らめて言う槙だが、その表情は目を塞がれている今の駿には見えない。
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