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2000/04/06(木)
放浪人的青春日記〜きみとあくしゅB〜
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「…すげ、つらくてさ。なんか、自分がいらない人間みたいに思えて」
大切な人に必要とされなくなることは 何よりもつらくて。
「だから、逃げた。人と深く関わり合うことから」
またあんな思いをするくらいなら 大切な人なんていらない。
「……だから、あんなこと言ったの?」
ずっと黙っていたせいか、少し掠れた声で厚志が問いかける。
「…どうしようもないんだ。ただ、恐くて…今だって恐い。こんな話…」 「じゃあ、なんでここに来たの?」 「それは…、」
人の悲しむ顔なんて見たくない、と。
「俺みたいな思いを、してほしくなくて…」
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