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2000/01/08(土)
放浪人的青春日記・7
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そう思うと悔しくて。胸にこみ上げてきたモノは涙となって現れ、駿の視界を霞ませた。 「わっ…ごめ、ごめん駿ちゃん!悪いこと聞いたね、俺!ホントごめんっ!!」 涙ぐむ駿にどうすることも出来ず、ひたすら誤り続け厚志。ヘタレキャラ決定の瞬間である。
その時。
「あ〜あ、こ〜んな可愛い子泣かせちゃって。まだまだね〜あ・つ・し・君!」
「「っ?!」」 「うりゃっ!」
“ガバッ”
「げっ…ちょぉ…?!」 後ろから声がして振り返ろうとした直後、駿は肩に重みを感じた。それと同時に、首周りに長い腕が絡んでくる。
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