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2000/04/09(日)
放浪人的青春日記〜きみとあくしゅE〜
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「厚志にだって…んな顔、させなくねぇんだよ…」
僕まで悲しくなるから。 そんな思いはしなくないし、 させたくもないから。 やっぱり我が儘なんだ。
「…駿ちゃん、」
名前を呼ばれた時にはもう厚志の腕の中で、子供をあやすみたいに背中を撫でられる。
「駿ちゃんは、大丈夫だよ」
心の闇は いつか晴れるって
何度でも 立ち上がれる勇気があるって
信じてもいい?
「大丈夫だから。だから、泣かないで…」
僕の痛みを自分の痛みのように 一緒に泣いてくれる君を 信じてみよう、と。 信じたい、と。
そう思ったんだ。
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