●○脳内days○●
恋とか とか
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2000/02/29(火) 放浪人的青春日記〜まどろみB〜



ああ、

なんだろこの感覚。

愛しくてたまんない。


この腕に包まれている僕の体は確かに存在する。


(ダメだ…弱さを見せちゃ)

ねぇ、気づいて

(甘えちゃダメだ)

心、助けてよ。

(もう二度と、)

もう一度…

(人なんて信じない)


信じたいよ。


信じさせて――――












ああ、
また眠りに落ちていく。

大丈夫、闇は見えない。

温もりが僕を守ってくれる。


今だけは。



きっとあの夢は見ない。

2000/02/28(月) 放浪人的青春日記〜まどろみA〜
完璧に抱き枕状態。
抵抗するのも億劫で、スッポリ収まった槙の腕の中に大人しく身を預けることにした。

(しっかしサムイよなーこのシチュエーション…)

男二人が同じベッドで抱き合って寝いてる今の状態を客観視して思わず苦笑い。

「…ンぅ〜…」
「っ、」

ぎゅぅ、


更に強く抱きしめられ、二人の距離がゼロに近づく。

(あ、いいニオイ…)

酒の匂いが漂う中、微かに嗅ぎとった香水の香り。
誘われるように槙の首もとに顔をうずめる。

(あったかい…)


もう随分と忘れていた人肌の温もり、安心感。

触れた部分から伝わる槙の心音が心地いい。

2000/02/27(日) 放浪人的青春日記〜まどろみ@〜
俺、清牙駿。

目の前、槙さんの寝顔。ドアップ。

…Why?

まだ覚醒しきってない頭のまま記憶をたぐり寄せる。ダルイ体はそのままに。

(えーと…うっさんちでメシ食って…その後カラオケ行って…知り合いの店だからって酒入って飲みまくって…?)

潰れて今に至る、と。


「頭いってぇ…」

摂取した酒の量を思い出し、酷くなっていく頭痛のおかげで徐々に意識がハッキリしてくる。

(…水、)

完全に目が覚めてようやく喉の渇きに気づく。
水を飲もうと体を起こしかけたが、掴んできた腕にそれを阻止される。

「うゎ…っちょ、」
「んー…むにゃぁ…」
「…」

2000/02/26(土) 放浪人的青春日記〜番外編〜*名前を呼んで*
放課後、夕暮れ、帰り道。


「駿ちゃんと奏ちゃんてさぁ」
「んあ?」
「似てんよね。この白い肌とかー」
「触んな変態」
「生意気で可愛いとことかー」
「死にたい?」
「ちゅーしたくなる唇とかー」
「顔近づけてんなよヒゲ…っん、」


ちゅ、


「…外でとかマジ最悪。バカしゃくれ」
「ちゃんと名前呼んでよ」
「のっぽ」
「ねぇ」
「ハイハイ晃」
「もっかい」
「晃ザ・カリウム」
「違うからビミョーに」
「んはは」


愛しい存在の誰かに名前を呼ばれることで自分の存在を確かめる。

僕はココにいる、ココにいたい。

君の隣に。
だからねぇ、



END.

2000/02/25(金) 放浪人的青春日記〜四角関係勃発編〜10
複雑な感情飛び交う4人と、その傍観者2人。
後者の2人は声を落としてヒソヒソ話。

「どー思う?松ちゃん」
「たぶん宇佐と同じ」
「やっぱり?」
「モロバレ」



「「四角関係勃発じゃん?」」



「わーハモった」
「きもいなー」




サブタイトル通りっつーことで。




















「じゃーな千葉、また明日ー」
「お疲れっしたー」
「ん」
「や、しませんから。ちゅー顔とかされても」
「んー!」
「…しつこい奴キライ」
「お疲れっしたー!」

主導権は千葉先生に有り。

2000/02/24(木) 放浪人的青春日記〜四角関係勃発編〜9
槙の苛立ちはすっぽかしの原因をつくった寛に向けられた。

「寛さんのアホー!寛さんでしかもアホー!」
「…意味わかんねーけどやたらムカつくなオイ」
「あたた、だっ、痛いって!!」

ギリリ、本日2度目の耳たぶ攻撃。あっさり返り討ち。

「おー伸びる伸びる。福耳いぇーい」
「寛さんのいじめっこ!いじめカッコ悪い!!」

そんな2人の様子を見て一瞬だけ面白くなさそうな顔をした駿を、宇佐は見逃さなかった。天然のクセに。
同じく、そんな駿に気づいて一瞬だけさみしそう顔をした厚志を、松は見逃さなかった。クマのクセに。

2000/02/23(水) 放浪人的青春日記〜四角関係勃発編〜8
そんなフツーに出来るくらい俺はどうでもいい存在?

(やべ…フツーにへこむし…)

モヤモヤする。
てゆーか、

「駿ちゃんカレーこぼしてんよ、ボタンんとこ」
「げっ」
「おこちゃまー」
「…ヒゲに米粒つけてるヤツに言われたくないし」
「うそっ」
「あははひっかかってやんのーバカ厚志ー」

(…なんか腹立つんですけどコイツら…)


モヤモヤ、

イライラ、

ムカムカ。


(もーわけわかんねー!)

それもこれもみんな、

「寛さんのせーだー!!」
「はぁ?!」

突然過ぎる槙の癇癪にさすがの寛もビックリ。

2000/02/22(火) 放浪人的青春日記〜四角関係勃発編〜7
毎度の如く絡み始めた2人に対して厚志が呆れた様につっこむ。

「どんだけつぶらな目してんだよお前!どー見たってただの虐待だろこれ!」
「ただのスキンシップだっつの」

負けじと先輩の反論主張×2。

「あは、息ぴったりー。いっつもそんな仲良んすか?」
「しゅ、駿ちゃんまでそげな…」
「まあケンカすほど仲が良いっつーしな。いんじゃね?」
「ふーん」

無邪気に話しかけてくる駿の顔は笑っているが、槙にとってはそれが逆に怖いわけで。

(つーか…)

なんで怒んないわけ?

(フツー約束すっぽかされたら怒んね?ね?)

2000/02/21(月) 放浪人的青春日記〜四角関係勃発編〜6
ああ、気まずい。
どうしようもなく。


「ねー松ちゃん髪触ってい?」
「どーぞー」
「わ!すげえ弾力!クマだクマ!」
「それどんな感想よ駿ちゃん」
「おもろい子やねー」

ワイワイ、ガヤガヤ。

自己紹介も終わりすっかり打ち解け合った6人御一行様はすっかりまったりムード。

約1名を除いて。


「なーにしけたツラしてんだ槙ぃー」
「寛さん絡み方オヤジくさい…」
「んだとコラ」
「あでで!痛っ、いーっ!」

ギリリ、耳たぶに激痛。

「はいはいそこのお2人さーん、イチャつくなら他でやってもらえますー?」

2000/02/20(日) 放浪人的青春日記〜四角関係勃発編〜5
言いかけたその時

パチリ、

目があったのは。


「…槙さん?」
「駿ちゃ…」


超気まずい展開の予感、大。























「千葉ぁー腹へったー!」
「これでも食っといて下さい」
「こんなミルキィなママの味一個で腹がふくれるかっつの!」
「じゃあミルキィな俺は?」
「いただきます」
「うわー目がマジ。ヤバめ。たれ目」



職員室でのイチャつき及び発情は控えましょう。てゆうか寧ろ禁止だから。


ね、千葉先生と荻原先生。


そう心の中で呟く竹内先生と成田先生であった。

2月絵日記の続き


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