☆今日の独り言☆
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2004/11/03(水) 「一度きりのお子様ランチ」
長いけど読んでみて☆感動しました.

                    「一度きりのお子様ランチ」


全国の遊園地で、リピーター率ナンバーワンを誇る「東京ディズニーランド」。

この遊園地の運営をするのが、「オリエンタルランド」という会社です。

その徹底したお客様サービスは、一度訪れれば誰もが心地よく、気持ちいいと感じることでしょう。

今回ご紹介するのは、実際にあった「東京ディズニーランド」での話です。

あるご夫婦がレストランを訪れ、食事のオーダーをしました。

「Aセット一つと、Bセット一つ。」

ウェイトレスが注文を聞きその場を離れようとしたその時、夫婦はしばし顔を見合わせ、

「それとお子様ランチを一つ頂けますか?」

と言いました。

ウェイトレスはテーブルを見渡し、

「お客様、誠に申し訳ございませんが、
お子様ランチは小学生のお子様までと決まっておりますので、ご注文は頂けないのですが・・・。」

するとそのご夫婦はにっこり微笑んで、「それなら結構です。」と言われたそうです。

厨房に戻ったウェイトレスは、その一部始終を見ていたマネージャーから

「今のお客様と何かトラブルでもあったの?」と聞かれ、事の成り行きを説明しました。

するとそのマネージャーは、

「何故お客様がお子様ランチをご注文されたのか、あなたはお客様にお聞きしましたか?」

と言ったそうです。

ウェイトレスが「そこまではお客様に確認していません。」と言うと、

マネージャーはウェイトレスに

「では、もう一度、何故お子様ランチをご注文されたのか、聞いてきてください。
そうすれば注文された理由がわかるでしょう。」

と伝えたそうです。

早速ウェイトレスはお客様の元へ行き、

「お客様、先程何故、お子様ランチをご注文されたのですか?」

と聞きました。

そのご夫婦はしばらく顔を見合わせ、沈黙した後、話しだしました。

「実は、私どもには以前子供がおりました。
しかし、幼くして亡くなってしまって、一度もディズニーランドに連れてくることが出来なかったのです。
子供を亡くしてから、しばらくは何もする気力も起きなくて、ただただ呆然と毎日を過ごしているうちに、
気がつくと数年が経過しておりました。
年月がたってようやく最近落ちついてきたものですから、子供の命日である今日、
親子三人で一日思いきり楽しもうということで、ディズニーランドにお邪魔したのです。
それで、三人で一緒に食事をしようと思ってお子様ランチを頼んだのです。
ただ、もう十分に楽しませて頂きましたので・・・。」

そう言うと二人はにっこりウェイトレスに微笑みました。

ウェイトレスはその場でご夫婦に頭を下げ、その足でマネージャーに報告に行き、全てを話しました。

聞き終えたマネージャーはすぐさま、厨房のシェフに向かって

「お子様ランチひとつ」

とオーダーをし、

ウェイトレスに「お子様用のイスを用意して。」と指示を出しました。

その数分後・・・

「お客様、大変お待たせいたしました。ご注文のお子様ランチをお持ちいたしました。

お子様のイスは、お父さんとお母さんの間でよろしいですか。

では、ゆっくりと食事をお楽しみください。」



ウェイトレスはそう言ってその場を去りました。 


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