■誓死録■
『御前だけが不幸じゃ無い、』
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2004年4月
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2004/04/20(火) ノイズ。
冷静な眼差しでこの地上の陰と陽を
左右にかき分けてく

私はあの頃から君を真似したくて
少し尖らした唇で先へ突き進む

見渡す限り広がる
嘘の咲かない草原を
夢の中で見たことがある
そこで君を待ってる

感動的に終わるストーリー 始まりは
あの日君が言った I love you
待ちきれないよ 後半スタート

エンドレスに疑うより 最後まで
あの嘘みたいな I love you
聴いていたいよ ずっとずっと



言葉に全部は託せなくても
声に出せば少しは必ず伝わるはず

間もなく解き明かされる真実
一緒に確かめよう
目が覚めても悲しくない世界が
二人を待ってる

線路沿い走り出す影に振り返る
あの日言えなかった I love you
追いつけないよ ラストスパート

ほんの少し疑う時 どうするの
もう嘘つきでも I love you
側にいたいよ ずっとずっと

感動的に終わるストーリー 始まりは
あの日君が言った I love you
待ちきれないよ 後半スタート



線路沿い走り出す影に振り返る
あの日君が言った I love you
追いかけちゃうよ ずっとずっと



宇多田ヒカル/[嘘みたいな I love you]















バイト先に、島の男友達(仮にH)が来た。
久し振りに逢ったので、何気無く身の上話をしていたら、私の初恋の人(仮にS)の父親が亡くなったと云う話を訊いた。

私とHとSの三人は、島生まれの同級生。鹿児島に上がりたての頃は良く遊んだものです。
夏休みなんかは、Sと2人で深夜に種子島一周ドライブしたり。公園から夜景と星を見渡したり。食事したり。
想い出話に花が咲いて、懐かしくて、沢山笑った。

Sは今、島に帰ってケーキ屋でバイトしてるらしい。近々また鹿児島に戻るみたいだけど。
何か、Hから父親が亡くなったと訊いた瞬間、頭の中真っ白になっちゃって。
直接的関係の無い自分がショック受けてどーすんだって感じ。凄く脱力した。

微妙な気分でバイト終わらせて、電灯の無い夜道を煙草吸いながら歩く。
歩きながら、Sに逢いたいと。其ればかり考えてた気がする。
どんな顔すりゃイイかなんて解らん。
解らんけど。解らんけど…。

もう一度、星を観に行きたいよ。

気休めなんてするつもりは更々無いから。
抱き締めたりしないから。
只、黙って星が観たい。
駄目だろうか。







あんたの中の一番じゃなくたって構わない。
でもひとつだけ云わせて貰います。
私に逢いたい時は、Hに頼まないで自分で電話しなさい。

卑怯だぞ、そんな手口。


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