■誓死録■
『御前だけが不幸じゃ無い、』
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2004/08/21(土) ペペ。
おかんが鹿児島に来たので、一緒に墓参りへ行った。盆に行けなかったから。
鹿児島の実家には寄らなかったので、祖父祖母の納骨されてる御寺で線香を焚いた。
私は高校を卒業した時に、天国の祖父祖母宛に電報を打ったんだけど、其れはどうやら福岡の長男の元へ移動したらしい。
本当は鹿児島の実家に置いてあげたい。でも、人の住まない家は朽ちて仕舞う定めだから、仕方無いね。

おかんの友達の家を巡り、ジョイで飯を食べて駅で別れた。





何時か機会が有れば、祖父の形見のLDを引き取りたいと思ってる。
祖父は、寝る前に良く戦争のLDを見ながら、軍歌を口ずさんで居た。
私は其の映像が好きで、でも何だか恐くて、不気味で、哀しくて。幼心に深く印象が残った。
あの白黒の兵隊達の無表情さ。人間魚雷で散った命。どうしても胸に支えて離れません。

祖父も祖母も口数が少なく、文章を書くのが得意で、物静かな優しい人でした。
夏の日だけ逢える、蒸暑い土の匂いが想い出されます。
癌で闘病生活を余儀なくされた祖母を、必死に支えて看病し続けた祖父。長い闘病記録は冊子として発行された程です。
今、こうして成長して、初めて祖父と祖母を尊敬出来る。断片的な記憶の中で、毎日の御経の声を訊く事が出来る。

祖父の最期に立ち会え無かった事だけが悔やまれる。
せめて、私が結婚する迄は生きてて欲しかったと正直思うけど。
子供に語り継ぐから大丈夫かな。





じいちゃんとばあちゃんの、本当の夫婦愛…ってやつを。


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