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2005/01/30(日)
地獄のエデン。
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物凄く久し振りに、乱歩の本借りて来ました。『大暗室』です。 乱歩の本は、全巻の内半分は読みましたね。今のとこ『孤島の鬼』が最高傑作だと思ってたけど…
大暗室もマジ凄い。 何が凄いって 女装。
正義の美青年・有明友之助。 悪の美青年・大曾根竜次。 二人は親友で在りながら、此の世で最も憎しみ合うべき敵同士。 東京を紅蓮の焔の渦で焼き尽くそうとする大曾根に、有明は正義の鉄槌を降す事が出来るのか。 父子二代に渡る、血生臭い死闘が繰り広げられる…−−。
て内容なんですが。 何よりも強調されてるのが 女装。
有明も大曾根も歳は24、5。女と見間違う位の若々しい美形なんです。 勿論、有明は凜とした清潔感溢れる美青年。 大曾根は艷かしく、淫靡な感じの美青年(死
其の美貌をフルに活用して、まぁ女装しまくるしまくる…。しかも互いに女装して相手を騙したり騙されたり。………(-.-川)
有明に至っては、大曾根に服をぬがされて、人魚のコスプレをさせられてる始末。 大曾根…服をぬがした時点で男だと気付けよ…。幾ら有明が女装してたからって、ぬがして気付かないとか有り得ないよ…。しかも人魚ですか…イイ趣味してんな…。
心理描写や生々しい拷問シーンが見所の筈なのに、女装のインパクトが強過ぎて…。 取り敢えず、フォモと女装スキーな腐女子には辛抱堪らん内容。 こんなに女装が当たり前に行われてる小説は初めて読みました…_l ̄l○ 流石…流石です…。私は貴方様の虜です。乱歩の世界は一度踏み入れたら抜け出せない…。
エログロミステリー、万歳。
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