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2004/06/05(土)
「引き金を引けば一発。あっけないものさ、ママ」
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公演当日です。 朝6時半に起床し、8時に会場集合。 照明と音響の合わせをしてる間、役者は不安の残るシーンの練習。 ぶっちゃけ台本の完成が遅かったので(本当は2月公演の予定だった)大して練習も出来ずに此処まで来ちゃった訳で。はぁ…。
自分の役は、銀行員の綾小路のり子。苗字と名前のギャップがコンプレックスの女性。でも『生きる意味を見出せ無い』他のキャストとは違って、彼女だけは人生を見据えてるんですわ。 私は、のり子って云う人間を最初『自分とは正反対』だと思ってたけど、演じてる内に似てる部分を発見した。特にのり子の最後の台詞。
「生きる事に、理由なんて要るの?」
此れ、好きですね。 だって理由なんて要らねーし。 人が価値や理由を求めるのは、必ず其処に『不安』が在るから。 誰かが「大丈夫だよ」と云ってくれないと、自分の存在は亡き者に思えてくるから。 本当に無駄な時間なんて無い。 只、蒲団の上でボーッっとして居る時間。 只、音楽を聴きながらボーッっとして居る時間。 只、降り頻る雨を眺めてボーッっとして居る時間。 其の時間が、心から愛しいと思えるんだから仕方無いでしょう。 全てに理由付けしてたら、気が狂うっちゅーの。
根はきっと暗い。 でも、楽天家で御調子者は得をする。 どんなに足掻いたって、どうにもならない事は此の世に沢山有るのよ。 だから自分だけが不幸じゃ無いんだって。 独りじゃ無いんだって。 勘違いしなさんなよ。
昼の部・夜の部共に、必死で乗り切りました。抜かした台詞も、アドリブでカバーして貰って(逝)少し緊張してたかなぁ; 何てったって人手の足りない劇団なので、受付に鹿屋から無羽斗召喚(笑)夜の部では四海も手伝ってくれました。マジ助かったよ!m(><)m
演劇研究所【零】第2回公演「BOHEMIAN RHAPSODY」は何とか無事に終了。見に来て下さった方々、本当に有難う御座居ました。 退団は淋しいけど、良い経験になった。 肩の力が抜けた瞬間の心地良さ、か。
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