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2005/09/22(木)
GOROKU-373 グランドコートの奇跡
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1995年阪神淡路大震災の年にオリックスは、がんばろうKOBEを袖にパリーグ優勝を果たしました!
その年のオフ、ある仕事の依頼が舞い込みました。某社のデザインがNGになり当時、私の勤めていた会社に依頼がありメンズウェアーのデザイナーの私に話が回って来たのです。 1月15日に話が来て『1月20日に選手会の集まりがあるのでデザインを見せて欲しい!』 えっ!と思いながらチャンス到来と二つ返事で受けました。が、既に生地は発注済で使用カラーも決まってました。 年齢的にこのままデザイナーとしてやるか生地の開発やマーチャンダイザーの仕事に移行していくか迷っている時期で、この仕事が成功するかしないかで判断しようと思い3日徹夜で仕上げました。 デザインは、俺ならこうするというのが以前から頭の引き出しにあったので悩む事はなかったです。 ちなみに他チームは、巨人・阪神・近鉄がコシノ三姉妹/ダイエーが三宅一生氏などそうそうたる著名デザイナーがデザインすることが多かったです。
ブルゾンのデザインは、メンズのデザイナーの私にとって朝飯前の得意な分野で、あまり他チームのデザインやメジャーのデザインは気にせずスキーウェアーなどの機能や切り替えを使ったデザインにオリックスカラーを配分し、当時のユニフォームのパンツの上に着ると最高のバランスになるようにデザインしました。 宮古島で、選手会の藤井選手や星野選手が選んでくれたと連絡があった時は、嬉しかったです。なんと2型も採用になったのでした。 もう一つは、球界初のロングコートでした。中西コーチがいつも着てくれましたがあまり浸透しませんでした。笑 このデザインの欠点は、ユニフォームの上しか似合わない事とレプリカを作るのには、デザインが複雑すぎて高くなってしまったことです。
しかしイチロー選手が襟を立てていつも着ていた姿には涙がでました。
ここから私の仕事は多方面に広がっていきました。
写っ! Tシャツの打ち合わせ時に念願かないご本人にサインをいれてもらったファーストサンプルです! 当時勤めていた会社の社長が、記念に私に持っておきなさいと頂いたものです。 このサインは、通常のサインに+ICHIROと書いてあるタイプです。驚・・・ フロントのサインが見たい人は? http://blogs.yahoo.co.jp/ma2beat
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