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2006/12/02(土)
GOROKU-683 生きてりゃいいさ
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映画が始まって冒頭の空からの映像に以前住んでたマンションが映った時、親子4人あっ!と叫んでました。 次男が、予定日より10日早く生まれたので、嫁と長男と生まれた次男を実家に送り戻った朝に、映画の舞台のすぐ近くで震災に遭いました。 映画を観るかどうか凄く迷いましたが、震災の悲しみではなく、そこから立ち上がる人の実話だという事で思い切って、家族4人で観に行きました。 観に行った映画館は、高速道路が崩れた近くで、少し先ではあのバスが落ちかけた場所です。 行き帰り通った震災ロードに今はその面影はなく月日を感じます。
震災のシーンは、当時のテレビのニュースでは写す事の出来なかった部分も俳優さんの演技と当時の実写も使った映像効果でうまく再現されていました。 中盤以降は、“プロゴルファー織部金次郎”のような感じでしたが、これはホントに夢を掴んだおっさんの実話だけに涙でます。
赤井英和:なにわのロッキーと呼ばれた男も大阪弁の役柄はハマリます。あの完璧でない“下手くそ丸出 しのおっさんスィング”が、リアルで良かったです。
田中好子:関西弁とはちょっと違う神戸弁を頑張って使ってました。いいおかぁさん役でした。
薬師丸ひろ子:おばちゃん“キャディー”を見事に演じる同じ年の女優さん!感動の演技でした。
尾美としのり:赤井さんを引き立たせる演技の間は、流石!!
中村トオル・永瀬正敏:ゴルフ場の社員の制服が似合ってなかったですが、あっ!と思う存在感でした。
豊川悦司:あの演技と同じ光景を私は、当時観ました><;
里見まさと:同じマンションに住んでる“ざ・ぼんち”のまさとさん、反対派の貫禄満点でした。
他にも素晴らしい役者さんが、たくさん出演されてます。 皆さんのこの震災に対する思いが、自然と優しく演技をさせてるような気がしました。
あれからもうすぐ12年、震災はまたいつ襲って来るかわかりません。あの日を忘れない為に観て良かったです。
苦しくなったら歯を食いしばり、上を向いて笑うんや!
河島英五の“生きてりゃいいさ”が、心に沁みます。
写真は、当時の写真です。家の前の高速道路は傾き、車を止めてた神社は崩壊し私の車だけ映画と同じように無事でした。 真ん中の布団の中から這い出しこれまた、映画と同じように公園に逃げました。
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