ごみにっき
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2005/07/17(日) 懺悔




目が覚めたら泣いてた






残った物と言えば

戯れ言を刻んだ青い鎖と

墓下に対を持つ青い鎖と

穴だらけのデクな肉体


今なら分かるのに

今なら間違えないのに






人は生ける体と心の中に

感情を持つだけの意識と

物を考えるだけの知識と

それを伝える言葉があって

やっかいだけどそれだけで

お前がいないそれだけで


どうしてだろう


一歩も立ち上がれない


さっきまで知らなかった

お前の生が途切れたそれだけで


どうしてだろう


一歩も動けない







どこかにお前がいて

どこかに私がいて

会わずに済んでいた理由は

繋がる空の下に生きているという

ろくでもない安心



だけどお前は消えてしまって

あの日独りで終わってしまって

会わずに済んでしまった後悔を

途切れた空に熔けていく

お前の灰に忍ばせた


もう会えないのに


なぜ


今さら









会いたい








人が「死ぬ」ということは

違う誰かが「認識する」ことだ

死んだ人間当人は

死など実感しはない

途切れない暗闇に気付く

体と心を手放した



他者の認識がお前の生を奪ったのだから

私の認識がお前を死んだとしたのだから



つまり私が殺したのだ

私がお前を殺したのだ







胸を滑り落ちるは

二つの鎖に冷えた血と

勝手に暴れる両手の爪と

主を亡くした名前だけで



激しく強く

私の眠りを妨げる





ああ

また

昨夜のお前がよみがえる


何度も現れるお前の顔は

やはり切なく笑うのだろう



そしてきっと今夜も

同じ顔で笑うのだ


恐ろしく美しく

果てしなく綺麗なお前が

同じ顔で笑うのだ






命と共に時を止めた




同じ顔で笑うのだ


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