|
2007/04/11(水)
ホスピスでの演奏
|
|
|
毎月代水曜は秋川あたりの日の出が丘病院の2階で弾いてるのですが、今年当たりから終わって4階のホスピス病棟でも弾いてるの、、もともとホスピスで弾きたくてここにはいったのに、許可が降りなかったの。ここにいらっしゃる小野寺先生という方がバイオリンを弾くし、音楽療法を信じているというか理解があるのね。
先月ちょうど私の演奏日にホスピスにはいった方のリクエストで、”早春賦”を弾いて差し上げたらとても喜んで下さってね、ところが今月来たらもう逝ってしまっていて、娘さんがわざわざいらしてたの。その時一緒に撮った写真を持っていらしてね、次に私にリクエストしようとした3曲を持ってきて弾いてくれというの、、、アマポーラ、カプリ島、パローマ。弾いてるときお父さんの写真を隣りに置いてね、、、ハイカラなお父さんでしたね、笑った顔がとってもかわいくてね、、娘さんにとってもきれいなブーケをいただいちゃいました。
音楽の持つ力ってすごいと思いました.自分じゃわからないんですけどね。ホスピスでは最初からリクエストをとって、できるのは何でもやっちゃうんです。演歌でも童謡でも何でも、、だってもう会えないかもしれないんだから、、、もとはといえば最初に秋田のホスピスに母の親友がいたのでそこで弾いたのね、その方はテネシーワルツが好きでね、それを知ってたので弾いたの、次に行った時はもういらっしゃらなくてね。でもベッドで本当にうれしそうに聴いてくれた顔が焼き付いてるの。だからいまだに続いてるのかもね。音楽やってて本当に良かったと思える、、
ただお金をもらうだけの為に音楽やってても虚しいと思う。BGMでもいいけど、聴いてて反応してほしい。外人って反応するのね、、、でドリンクくれたり拍手してくれたり。いや、日本人もそういう方もけっこういるけどね、、割合としては少ないかな。
|
|
|