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2005/04/16(土)
17歳の処方箋
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17歳の処方箋
(2002 アメリカ) 監督 バー・スティアーズ 出 キーラン・カルキン(イグビー)スーザン・サランドン クレア・デインズ ジェフ・ゴールドブラム ピル・ブルマン ライアン・フィリップ
裕福な家庭に育ったイグビー。押し付けがましい母、 精神を病んだ父、無愛想な兄に囲まれ・・イライラはつのるばかり。 高校を退学になった彼を、母は士官学校へ。そこでもうまくいかず、クスリにも手を出すイグビー。やがて名付け親のD.Hの仕事を手伝うためにNYへ。そこではステキな女性との出会いがあったのだが。。
感想・・・自分の居場所を探し出す17歳の少年の物語ですね。アメリカの家庭の崩壊の様って、こんな感じなのかなというのが読み取れるのですが、なにせお話自体がつまらなく、 最後まで観続けるのがつらかったですね。 こういう現実的な話は出演者の誰かに、共感できる人がいたりすると、自分のものになっていって、面白く見れるものなのですがなにせ・・・共感度がゼロなんですもの。 これは痛いです。主役のイグビーが、苦しんで、もがいているという風には見えいのが原因かも。ただ、目的もなくふらふらしている・・・だけ。それだけを延々と見せられても、だから何? 金持ちの坊ちゃんが気まぐれ生活をしているだけじゃない?としか思えないのです。心の闇をもっともっとこちらにわかりやすく訴えてくれれば、もうちょっとなんとかなったのかも。 あ・・ただ私が鈍感なだけだったのかな。 イグビーを取り巻く家族。こちらがイマイチよくわからない家族でね。 すべてに問題があるひとばかりなのよね。 兄とイグビーの関係、父親との関係、母親との関係と、小出しには描かれるものの・・・多少不足気味かも。いままで家族内で、どんな生活があったのか、おのおのがどういった考え方で生活していたのかというのを教えて欲しかったね。 この家族の裏の姿を、クローズアップしてほしかったね。
なずけ親というD・Hの存在も、よくわからなかったな。 彼って、ママの男なわけでしょ。でも他にも愛人もっているし、 妻もいる・・・。ってあなたの存在は一体何よ?って思うわね。 とにかく出てくる人、人すべてが、いい性格じゃあない人ばかりなんだもの。 1人ぐらい純粋で思いやりに溢れた人が出てきて 観ている人の心を安らげてくれたら、私だって、最後まで 釘付けでみたわよ。 N・Yでできた恋人はクレア・デインズ。彼女・・老けた? メイクが濃いだけ?・・泣。一瞬誰?って感じですよ。これにはショック。 そして兄とも寝るという・・・まったくもって、理解できない役柄だったですよ。 ここもなんとかしてあげてよ・・・と 叫びたくなりましたね。
これシリアスなお話なんだろうけれど、コメディー要素も取り入れているんですよ。 これがかえって違和感感じてダメでしたね。 音楽はポップな感じだったけれど、お話に 乗れなかったです。 残念!!
主役のキーラン・カルキンの子供時代の役を実弟のローリー・カルキンが演じていましたよ。同じ顔・・。 カルキン一族出演映画でした・・チャン・チャン。
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