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2005/06/18(土)
MAY-メイー
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MAY−メイ (2002 )
監督・脚本 ラッキー・マッキー 出 アンジェラ・ベティス
幼少の頃、弱視を患っていたメイ(アンジェラ・ベティス)は、友達がいなかった。内気な性格は大人になっても変わらず、 人付き合いも苦手なまま・・。 孤独な彼女の唯一の話相手は母親がくれた人形のスージー。 そんな彼女が優しくて大きな手を持つアダム(ジェレミー・シスト)に恋をする。やっとのことで、話すきっかけをもち デートにこぎつけたのだが・・。
感想 久々のホラーです。28日後以来かな。 スプラッタ系は基本的には観ないのですが、 これは雰囲気に惹かれていたので、いつか観てみようと思っていたのです。ただし、体調のいいときにね・・・笑 このMAY−メイーって、ちょっと屈折した女の子が主人公なんです。そこにとっても興味があったの。 内気で友達がいない・・・っていう設定に、惹かれたのね。
これは、孤独な女の子がお気に入りのパーツを集めて、 友達を造ってしまうお話なの。足は、これがいいとか・・首の部分はこれがいいとかね・・・。なんだか書いているうちに、自分がとっても危ない人に思えてくるんだけれど・・・笑。 メイは、動物病院に勤めているから、手術的なことは得意。 さらに趣味が洋裁ということで、自分のお洋服なども 簡単に作ってしまうほどの実力があるの。 だから、そういうこと(人間作成ね)も、苦もなく、簡単にできるのよね。まあ・・・異常者のお話だし、ホラーなんで真面目に感想を書くのもなんなんだけれどね・・・。
孤独な人間って、1人の人間に、必要にこだわるでしょう。 独占したいっていう気持ちも、人一倍強いんだと思うの。 だから、拒否されたときには、その反動も強いというのには、大いにうなずけるところがあるわ。 もちろん、彼女は、恋人に対して唇を噛み切るほどのキスをしたり、好きな恋人の手を異常に撫で回したり、尋常ではない行動をしているし、ただの孤独な女性という枠にはおさまらないところはあるよね。そういうところは、やはり近寄りがたいと思えるし、理解のわくは超えているけれど、なぜか、気になる存在ではあったわね。
94分の短めの映画で、目を覆うような悲惨な場面・・は後半30ぷんくらいかな・・。でも意外と、後半は気持ち悪いって感じはなかったですね。あ・・気持ち悪いことは気持ち悪いけれど 想像していたよりは・・ってことよ。 脅かすような効果音もなく、 淡々と場面が展開されて言ったっていう感じ。 そして、ラスト・・。
なるほど・・・・って思いましたね。 冒頭でわからなかった場面の意味が・・・これで納得できる。 上手にまとめてあるじゃない・・・って思いましたね。 ラストは、せつなさも感じる終り方で・・・まあ・・・よろしいじゃあないですか・・・笑 こんな悲惨な展開で、せつなさを感じられるなんて、なかなかありませんですよ。
あとね・・・意外に思えるかもしれないけれど、 笑える部分もあったの。アダムがつくった映画とかね。 これ・・・凄いんですよね・・・笑 本編より、こちらの お話の方が、インパクトあったかもしれません。だって、まったく想像していなかったからね・・・笑 アダム〜〜〜!!(トラボルタ似なんだよ)、ホラーオタクならば、メイとうまくいくんじゃあないのかって。だって、アダムの姿を理解してくれるのって、メイぐらいなような気がするもん。
また、レズのお友達から預かった猫ちゃんの末路。 そんな〜〜〜って思ったけれど、隠し場所を発見されたときも ちょっと、可笑しさをかんじましたよ。ブラックだよね・・。
そういえば・・・偶然であったパンクの男も悲惨といえば悲惨だよね・・。
ホラーだけれど、語ること多くて、自分でもビックリです。 ちなみに主演の彼女は、 牧瀬さんに似ています。 「汚れた舌」観ているとわかりますが、演技が同じ。 牧瀬ちゃんもこんな感じにおもえてきて、怖いです・・・。
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