映画日記
みみこが観た映画感想。
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2005/07/17 アイドル 欲望の餐宴(バンケット)
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2005/07/17(日) アイドル 欲望の餐宴(バンケット)
アイドル 欲望の餐宴(バンケット)

(2002 仏・独・日)
監督 サマンサ・ラング
出   リーリー・ソビエスキー、ジェームズ・ホン、ジャン=ポール・ルシヨン、マリー・ロボタ

感想  副題がちょっと気に食わないなと思っている作品。
もうちょっとなんとかならなかったものか・・。
エロチックな映画を想像しがちですが、
それほどでもない映画・・笑。
癒し系の映画で、心理劇でもあります。
古びたマンションの住人同士。
1人は愛人関係で悩む代役女優、
もう1人は1人暮らしをしている中国元料理人のおじさん?いやおじいちゃん?。
お互いがお互いを必要としていく中で、
ともに、生活環境に変化がみえるいった
ストーリーです。
ポイントがお食事・・・・・・というところ
が、面白いんじゃあないかなと思われます。

食も欲望の一種ですからね。
性だけでなく、生きるための欲望にも、興味持ちなさいということで
リーリーちゃんは、どんどん成長。
さすが中国4千年の歴史。どんなお料理なんでしょう。
一度食したいですね。

マンションの住人には、いやらしいオヤジもでてくるんですが
これは典型的なエロオヤジ。若い女がきたことで、
欲望がむらむらわいてくるんです。
中国料理人のほうは、もうちょっと理性があるので、
たぶん・・色々と妄想はしただろうけれど・・笑、
彼女を世話するくんだりで、自分の中で、幸せを感じるんですよね。

この踏み留まりぐあいが、いいかな・・て思いましたけれど。
でもあの料理人・・年をとっても男だなって思ったけれどね。
たとえ、エロしなくても、やっぱり、男だな・・・て。
いやらしさ丸出しの男と変わらない部分もどこかに
もっているんじゃないかなって思いましたけれどね。


人生はきゅうり・・・て・・・・・・・・。
こんなセリフ使うなよ・・て思いました。
露骨なエロじゃなくて、不快感伴わない一歩手前の
エロでしたね。


もう1人、重要な人物として少女が登場してきます。
彼女は子どもゆえの、残酷さでしょうか。
ラストに印象深いシーンを見せてくれます。
幼くても・・女を感じさせ、これも見所かも。

女は変化を受け入れやすい性なのかな。
切り替えも早いし、こうと決めたら振り返らないものね。
一方の男は、やっぱり、置いてきぼりをくらう・・・そうな
印象をもちました。

女性監督ならではの作品かな・・。

音楽はガブリエル・ヤーレです。
幻想的でいい感じでした。

2005/07/12(火) ある歌い女の思い出
ある歌い女の思い出  (1994  チュニジア・フランス)

監督 ムフィーダ・トゥラトーリ。


フランス植民地時代。アリアは
チュニジア王宮の皇太子シド・アリの死亡をきき、母と暮らした
王宮に再び訪れる。甦ってくる思い出・・。
カンヌ映画祭カメラ・ドール特別賞など受賞した作品。


感想  日本で公開された、初めてのはチュニジア映画だとか。
そもそもチュニジアってどこ?といった感じの
私は思わず、子どもの地球儀で調べてしまいました・・笑。
主人公は、歌い手のアリア。彼女が、母親の生き方を
回想する中で、自分の現在の生き方も見つめなおしていくといった物語です。  
あらすじを聞く限り女性受けしやすい
内容に思えるのですが、どうもお話自体が淡々としすぎて
いて、やや退屈でした。
歴史的背景についても無理解だったもので、
イマイチ
映画に入り込んでみることができなかったかな。

王宮に使えている女性達の立場があまりにも哀れでね・・。
観ていて、腹立たしくも感じてしまうんですよね。
まさに時代に翻弄された女性達という感じ。
アリアの母親は、その典型的なタイプ。
女は男のためにだけあるような存在になっていましたね。
そんな母の様子をみて、自分の出生の秘密を聞きたがるアリア。
私は誰の子なの・・・と。
王宮には掟があってね。…それは“沈黙”よ・・・
という言葉通り、母親は最後まで本当のことは言ってくれませんでしたが、アリアはうすうす感じていたみたいです。

あ・・・嫌な時代だ・・・
現在のアリアの状況がよく把握できないので、
なぜ、恋人は子どもを欲しくないのか・・・とか、どういった
生活をしてきたのか・・・とか・・、物足りなさも感じるのですが、母親の生き方を、数年たって初めて理解できたという
感情は、時と場所が変わっても同じかな・・・なんて
思いました。

見所の一つとしてあげれば・・、歌と楽器演奏でしょうか。
主人公のアリアは歌が上手ということで、魅力的な
歌声と、民族楽器ウードの演奏を聴くことができます。
マンドリンを大きくしたような楽器でした・・。
興味があるかたは、面白く観ることができるんじゃあないかな。
私は、ダメだったな〜〜〜〜〜。


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