映画日記
みみこが観た映画感想。
50音リストには掲載されないものです。簡単な覚書になっています。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年7月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2005/09/24 アイアンズ
2005/07/17 アイドル 欲望の餐宴(バンケット)
2005/07/12 ある歌い女の思い出
2005/06/27 ザ・リング &  リング完全版
2005/06/18 MAY-メイー

直接移動: 20059 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月 

2005/07/12(火) ある歌い女の思い出
ある歌い女の思い出  (1994  チュニジア・フランス)

監督 ムフィーダ・トゥラトーリ。


フランス植民地時代。アリアは
チュニジア王宮の皇太子シド・アリの死亡をきき、母と暮らした
王宮に再び訪れる。甦ってくる思い出・・。
カンヌ映画祭カメラ・ドール特別賞など受賞した作品。


感想  日本で公開された、初めてのはチュニジア映画だとか。
そもそもチュニジアってどこ?といった感じの
私は思わず、子どもの地球儀で調べてしまいました・・笑。
主人公は、歌い手のアリア。彼女が、母親の生き方を
回想する中で、自分の現在の生き方も見つめなおしていくといった物語です。  
あらすじを聞く限り女性受けしやすい
内容に思えるのですが、どうもお話自体が淡々としすぎて
いて、やや退屈でした。
歴史的背景についても無理解だったもので、
イマイチ
映画に入り込んでみることができなかったかな。

王宮に使えている女性達の立場があまりにも哀れでね・・。
観ていて、腹立たしくも感じてしまうんですよね。
まさに時代に翻弄された女性達という感じ。
アリアの母親は、その典型的なタイプ。
女は男のためにだけあるような存在になっていましたね。
そんな母の様子をみて、自分の出生の秘密を聞きたがるアリア。
私は誰の子なの・・・と。
王宮には掟があってね。…それは“沈黙”よ・・・
という言葉通り、母親は最後まで本当のことは言ってくれませんでしたが、アリアはうすうす感じていたみたいです。

あ・・・嫌な時代だ・・・
現在のアリアの状況がよく把握できないので、
なぜ、恋人は子どもを欲しくないのか・・・とか、どういった
生活をしてきたのか・・・とか・・、物足りなさも感じるのですが、母親の生き方を、数年たって初めて理解できたという
感情は、時と場所が変わっても同じかな・・・なんて
思いました。

見所の一つとしてあげれば・・、歌と楽器演奏でしょうか。
主人公のアリアは歌が上手ということで、魅力的な
歌声と、民族楽器ウードの演奏を聴くことができます。
マンドリンを大きくしたような楽器でした・・。
興味があるかたは、面白く観ることができるんじゃあないかな。
私は、ダメだったな〜〜〜〜〜。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.