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2005/12/10(土)
時代小説
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池波正太郎を読んでいる。この人の小説は面白い。藤沢周平も好きだが、カラ−がまるで違う。 二人の代表作は、池波は「仕掛人、梅安」「鬼平犯科帳」、藤沢は「小林一茶」、それから映画になった「たそがれ清兵衛」もたしかそうだと思ったが、違っていたらごめん。 TVだと池波が民放、藤沢はNHKというところ。まぁTVをたまに見ると時代劇をやっていたりすると、民放は勧善懲悪がテ−マであり、NHKは封建社会のひずみがテ−マであるといっていい。 水戸黄門は大仏次郎だと思ったが、パタ−ンは決まっている。まず角さんか助さんがひとりでいるときに、助けてと村娘かなんかが出てきて、角さんが悪者を追い払う。お礼にと村娘の家に角さんを連れてゆき、夕飯かなにかをご馳走する。だいたいはその地方の名物が出される。そのあと水戸黄門ご一行と合流する。はちべえがやたらと食いまくる。 その後、事件のことをいろいろと聞く。「よろしかったら訳を聞かせてもらえませんか?」と言うと訳を聞かせてやり、最後に名セリフ「あなた様はどなた様で、、」となる。ここまでが20分、次に悪者の事情が入り、35分に由美かおるの風呂のシ−ン。だいたい悪代官が風呂を覗き、お湯をぶっかけられる。後の説明は省略。
わかっているくせについ見てしまうところが面白い。それから現代版のドラマではサスペンスもの、これもパタ−ンがある。これは最初の30分間に必ず犯人が登場している。この間に誰が犯人かを当てるのが楽しみであると娘は言っていた。そんなこと考えていないで少しは勉強をしろと言いたくなるが、この娘の性格が一番僕に似ている(笑)。
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