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2005/05/26(木)
カ−ド
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仕事から帰ると、親父とお袋が困った顔をしている。 「どうしたの?」聞くと、 「実はこんなものが郵便局から届いたんだが、、」 手渡されたものを開いてみると、書留郵便物で親父の名前で届いている。留守中だったため印鑑をもらえず持ち帰ったらしい。 本人が身分証明書と印鑑を持っていかないと郵便物を手渡してくれない。 差出人の名前を見ると(株)ライフとなっている。ライフはクレジット会社である。その程度の知識は年寄りにもあると見えて、 「お前まさか親父の名で金を借りたんじゃないだろうな?」 まさか、、苦笑してしまった。 親父とクレジット会社、、どう考えても結びつかない。 姉や兄にも電話したがまったく知らないという。
クレジット会社からは宣伝のための郵便物はよく届くので、そういうものではないかということで、とりあえずは、明日受け取ってくればわかることだよ、、とその話は終わった。 親父とお袋はそれでも不安な夜を過ごしたことだろう。
さてよく日、親父が郵便局に寄った後僕のところに来た。早速郵便書留をあけてみると大笑いをしてしまった。 コメリカ−ドである。 コメリは農業の肥料、消毒薬等から工具までそろうホ−ムセンタ−である。親父はよく買い物にいく。 たぶん店員に進められたのだろう。買い物のたびにポイントたまるカ−ドである。ただしクレジット機能がおまけでついている。
親父に聞くと 「そういえば申し込んだなぁ、、、」
なんのことはないのである。ただし、クレジット機能がついているので、親父には絶対に失くさないようによく念をおした。
今回思ったのは、年よりはこういうことには不慣れであるということ。たった一通の郵便物が年寄りには一晩ではあるが不安な夜を過ごす事になった。 これだからオレオレ詐欺にいまだに引っかかる人がいるんだなぁと痛感した。
それにしても、たかだかポイントカ−ドにクレジット機能なんてつけないでほしいと思うのだが、、、。
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