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2005/01/10(月)
日記
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本日、思いがけずいい天気である。
さて、日記をこうやって打っているわけだが、打っていて感じるのは、実につまらない毎日を過ごしているということである。 自宅のトイレには子供たちの漫画本の他に、僕の本も少しはさんである。この中に、文庫本「書くに値する毎日」というものがある。これは著名な作家の有名な日記を抜粋してまとめたものだが、これを読んでいると、確かに毎日が充実しているのがわかる。
面白いのは石川啄木の「ロ−マ字日記」である。女を買いに行った夜のことなどを書いているのだが、あの短歌の一連に比べると、なんと低俗な文章なのだろう。 ロ−マ字で誰も読めないと思ってかどうか、実に好き勝手なことを書いている。これはこれで面白いのだが、啄木もまた我々とかわらず俗人だったということである。 彼が長生きしていたらどうなったかとふと考えてみると、やはり一生貧乏していたのではないかと思う。
思えば、明治から昭和初期の作家というものは、すべからず早死にしている。これは早死にするから名作ができたのか、長生きしたらもっとすばらしい作品が生まれたのかぱ謎である。
歴史に「もし、、」という言葉はタブ−ではあるが、いろいろなことを想像してみるのは楽しいことである。
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