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2005/11/01(火) スト−ブ
 寒くなった。スト-ブを出した。もう少ししたらこの屋根裏にもコタツが必要になる。
 この反射式スト−ブ、今では人気がなく、屋根裏の隅でほこりをかぶりそうなところを僕が救い出してあげた。この反射型スト−ブは素晴らしいのである。部屋を暖めると同時にお湯を沸かして、焼き芋まで焼いてしまう。薬缶の中に徳利を入れれば熱燗まで出来るのである。ファンヒ−タ−にはできない技である。

 今日から11月、日本酒の買い置きがないので、ウィスキ−のお湯割を飲んで、霜月を迎えた事を祝うとしよう。新しい霜月に乾杯。つまみは、、、もちろんあたりめである。これもスト−ブで焼く。

 明治維新のときの大村益次郎は一日一合の酒を自らの金玉で温めたというが、僕にはその芸当はできない。金玉が縮み上がってしまう。変わりにスト−ブを使わせていただく。

 寒さとは人を新しい気持ちにさせてくれる。雪国の人間はたいがいがそうであるように、雪の降る直前はいやなものである。不思議な事に雪が降り積もり根雪となってしまうとそれほどいやな感じはしない。諦めてしまうからであろうか?いや、そうではないと思う。新たなる季節に緊張するのだ。だから嫌だなどという甘っちょろい気持ちは吹き飛んでしまうのだろう。これから始まる長い雪の季節、アドレナリンが充満するのだ。


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