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2005/11/04(金) 部落差別
 なんとなくギタ−を弾いて懐かしい歌をなんとなく歌った。岡林信康の「手紙」である。暗い歌ではあるが、昔よく歌ったものである。
 この歌は部落差別を歌ったものであるが、昔むかし高校生の頃、当時付き合っていた同級生の娘が、部落差別に非常に関心を持っていて、2曲くらい歌を作ってあげた。その歌を作るために何冊も図書館から本を借りてきて読んだ。

 まぁ一番悪いのは身分制度を作った家康であるが、士農工商の下にえた、非人というのを設けたことはある意味封建社会の基本を見事に作っている。
 本当は商、士、工、農となる。家康は商をもっとも嫌ったのである。これは関が原以降、冬の陣、夏の陣となるきっかけを作ったほどである。片桐且元、、だったかな?彼は太閤の金を使えば大阪方の力が弱くなり、家康が喜ぶだろうと大判を沢山作って消費したが、これが家康の怒りを買ったわけである。
 さすが大阪、商人の町、かたや家康は封建社会の基盤を固めようとしているわけで、これを喜ぶはずがない。この時代から関西と関東の気風が出来ていたのかもしれない。

 話がだんだん変わってきたが、この時代、一番苦しい生活を強いられたのが、封建主義における生産物略奪をされる側の農民である。だから武士の下に農をおいて、心の満足を充足させようとした。それでは彼らの優越感を満足させることはできない。だからその下にもうひとつ身分を作った。これがえた、非人である。
 そうした人々は社会から疎外された人達だったので、まとまって部落を作るより仕方がなかった。そして、明治維新を迎えるが、建前は四民平等といいながら、年貢の取立てはあいも変わらず。そうしたときに農民が怒りをぶつけられるのは、結局えた、非人となる。
 今の時代、いじめられっ子がさらに自分より弱い相手を見つけていじめるのに似ている。人は自分より下の人間を見つけることで心を満足させるもののようである。そしてそれが今も続いているわけである。ばからしいといえばそれまでだが、なかなか根の深いものがある。

 この地方では集落の事を平気で部落と呼ぶ。さすがに役場や市役所では部落とは言わないが、我々一般人は「どこどこの部落の何某が、、、」と平気で使う。ぜんぜん深い意味はないのであるが。
 これは大阪の方へ行けばとんでもないことである。まぁある意味で、この地方は差別がほとんどなかった証拠であり、それは過去の歴史においてはいいことではあるが。

 さて、この岡林の「手紙」放送禁止歌となったのだが、どうして放送禁止なのか、この年齢になってもまだわからない。これは国家権力なのではないだろうか。言論、報道の自由において憲法に違反している。
 たまたまワ-ドに打ってあったので、コピ−ペ−ストでここに貼り付けておこう。なつかしいなぁ、、、。


        手紙

Am Dm E7 Am Dm E7 Dm Am Dm E7 Am
私の好きな みつるさんは おじいさんからお店をもらい
Am Dm E7 Am Dm E7 Dm Am Dm E7  Am G
二人 一緒に 暮らすんだと うれしそうに 話してたけど
C G Am Am Dm E7 Dm Am E7 Am
私と一緒に なるのなら お店を譲らないといわれたの
Dm Am E7 Am
お店を譲らないといわれたの


私は彼の幸せのため 身をひこうと思っています、
二人一緒に なれないのなら 死のうとまで彼は言った
だからすべてをあげた事 悔やんではいない別れても
くやんではいない 分かれても



もしも差別がなかったら 好きな人とお店が持てた
部落に生まれたそのことの どこが悪い 何が違う
暗い手紙になりました。だけど私は書きたかった
だけども私は書きたかった

     


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