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2005/12/29(木) フォトコン
 フォトコン、以前はよく出品したものである。しかしここ3年ばかりぜんぜん出さなくなった。フォトコンで入賞しなしてはいけないという重荷がプレッシャ−となり、写真がつまらなくなったからである。
 写真を撮ること、それは目の前にある情景を盗る、つまり盗むことである。盗むと言うと相当聞こえが悪いが、自分でつくりあげることとは違うわけで、いつも目を盗人の目にしなくてはいけなくなってきた。これがイヤになりフォトコンに出さなくなった。
 どうしてそう感じるかというと、もうひとつの趣味、陶芸がこれとまったく逆だからである。これは土の塊から作品を作り出していく。自分がすべて作るものである。このふたつの相対する趣味を使い分けるには相当難しい。

 まぁさしずめ今なら雪景色でも撮ればいいところであるが、この大雪、とても心の余裕がない。というより、雪は見るのもイヤである。ましてやファインダ−の中になど収めたくはない(笑)。関東、関西の人たちからメ−ルをいただくが、雪の写真を撮れていいですねぇという意見が多い。しかし、ここに住んでみると、とてもとても、、、、。

 ふるさとは遠くにありて思うもの
 そして悲しくうたうもの
 よしやうらぶれて井戸のかたいになるとても
 帰るところにあるまじき

 室生犀星の詩である。間違っていたらごめん、たしかこんな感じだったと思う。この詩はまさに真理である。遠くからの傍観者にのみ、叙情的な感情が許される。富士山に苦しみながら登っている人と、富士山を遠くから眺めている人との違いであろうか。ちょっとたとえが悪いけど。


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