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2005/02/24(木)
写欲
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写欲という言葉があるかどうかわからないが、性欲、食欲という言葉にならい、無性に写真を撮りたくなる気持ちを、写欲ということにしている。 知らない街に出かけて、意味もなくふらふらとさまよい、そして写真を撮る。これはなかなか実現できそうで出来ない僕の夢であるが、観光や団体でなく、一人で出かけるのがいい。
意味もなくと書いたが、この意味もないということは現代社会において非常に贅沢なことである。家族を持つと実現できないわがままである。 独身のときにやればよかったと思うが、独身のときは彼女と出掛けたりして、なかなか贅沢な時間の使い方に気が付かない。
人間として何が大切なものかは、所帯をもち、ふと過去を振り返るときに、そこにはっきりと見える。しかし忙しい日常にまたぼやけていき、しばらくすると忘れてしまう。
写真が撮りたいと思う。家にいる仕事だとなかなか出掛けることが出来ない。そんなもどかしさの中で、今日も一日日が暮れてしまう。
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