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2005/08/15(月)
サラリ−マンの日常
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「あぁやっと仕事が終わったなぁ、働き蜂は楽じゃねぇ」 「先輩でもそんな愚痴言うんすか?」 「そりゃおめえ、人間なんてみんなおんなじよ」 「そうっすねぇ」 「どうだ、ひとつ帰りに冷たい生でもひっかけて帰るか?どうせ彼女なんていないんだろ」 「いいっすねぇ、先輩のおごりっすか?」 「ばか、ワリカンだ、いきつけの店がある」 「了解」
「よく考えたら、先輩とこういうところくるのはじめてっすねぇ」 「おい、その<す>の付く言葉、いい加減に卒業しろ」 「そういえばそうっすねぇ、、あ、、」 「お前、部長の前でもその言葉使うのか?」 「いえ、使いません。先輩だとつい気がゆるんじゃって」 「まぁいいけど、とりあえず生でも頼むか、親父、生ふたつ!」
「おっきたきた、こいつのために仕事してるようなもんだよな」 「まったくです、それじゃ先輩、乾杯といきましょう」 「なんに乾杯するんだ?」 「そうっすねぇ、とりあえずは二人の健康を願って」 「月並みだな、、まぁいい乾杯!」
「ぷは−っ、うめえ、俺生きてる」 「ほんとだな、このときだけは生きていると感じるよ」 「ところで先輩、庶務課のA子って、部長の女だっていううわさ、本当ですか?」 「まぁ本当だろうな、何人も目撃者がいるし」 「いいっすねぇ、俺も部長に出世して、女がほしいっすよ」 「部長にならなくても、女くらいなんとかなるだろ、平のサラリ−マンでもみんな結婚してるじゃないか」 「違いますよ、本妻のほかに女という意味です」 「馬鹿、今からそんなこと考えていると出世できないぞ」 「まぁ俺じゃ無理っすね、ハハ、、」
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> そうして二人は、、
いつになっても落ちがない。たまにはこういう会話がしてみたい。自営業はこういう付き合いがまったくない。あぁ、今夜も自宅で発泡酒である。 つまみは大津屋の豆腐の冷奴。 こうしてまた一日が終わっていくのである。
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