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2005/08/21(日)
秋来たりし
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ここのところ朝晩が涼しくなった。暑い夏が終わるといつもの事ながら精神状態が不安定になってくる。古代の人たちが、自然現象や神や死後のことに思いをめぐらせたのもこの時期ではないかと思う。 人生について考えるなんていうと、トルストイを思い出すが、兄の蔵書の中に「人生の辞典」という分厚い本があり、中学生のときなんとなく読んでみた。この本は人生全般について、各界の著名人が執筆している本で、子供ながらも感銘したものである。 本当は今こそその本を読まなくてはならないと思い、埃だらけの本をやっと探してペ−ジをめくると、そこに書いてあることは道徳の教科書みたいで、あまり感動しないのである。この本はやはり20歳前後に読むものだと気がつく。 生涯青春などという言葉があるが、みんなそのときは一生懸命であるが、終わるたびに間違いなく年を重ねていく。などと考えてしまうのもやはり秋のせいだろうか。
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