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2005/08/25(木)
歴史
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今朝、息子に聞かれた。 「犬養毅」って何をやった人?」 突然言われると、あわててしまう。たしか5.15事件で青年将校たちに殺されたんだよなぁと記憶の糸をたどる。問題はその後である。犬養毅は首相だったと思う。 とりあえず息子の教科書を見る。なんと、、簡単に済ませてある。なんじゃこりゃ、、唖然。これでは息子が質問するのも無理はない。軍国主義に走るきっかけとなった5.15事件、議員内閣制の終わりを告げる大事件なのにたったの2行。いくらなんで簡単すぎる。 現今の日本の教育水準が世界的に見て下がっているとという。その原因は教科書にあると思う。これではなんだかわからない。 歴史というものは、「いつどこで、誰が何を目的に、何をして、その結果どうなったか」ということが大事である。この中で、何の目的でやったかということが一番大切である。 この事件も、青年将校たちが勝手にやったわけではなく、指導しつつあおった人間が必ずいるのである。歴史が動くとき、必ず誰かが得をするということ。その結果誰かが損をするということ。今国会でもめている郵便局の民営化などはそのいい例である。そのあたりが明確でないために、結果として新しい政党が生まれてきてしまった。せっかくアメリカなみに二大政党になりつつあると思ったのに、残念である。
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