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2005/09/21(水)
孤独
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いろいろな仲間がいて、いろいろなことをして、、、いろいろな人間関係がある。そんな中で、ふと気が付くと、本当は一人ぼっちである。親子、夫婦、これもしかりである。 昨日の悪い夢が尾をひいているのか、どうも心理状態が悪い。僕自身の悪い癖であるが、まわりがにぎやかに騒ぐほど、自分自身がさめていく。これは子供のときと同じである。騒いでいると、自分の中にもう一人の自分が現れる。そして自分自身をTVドラマのように見せてくれるのだ。 さて、今の自分はどうだろう。冷めて遠くから見つめてみると、これはなんと情けないことだろう。自分自身に問いかけてみる。 「お前はなんて傲慢でうそつきなんだ、俺は知っているぞ、お前の本心を」と。さてさて困ったものである。こうなると落ち込むぱかり。明るい人生が、とたんに暗くなる。 趣味が多いわけではない。たいしたことはしていない。本当はもっといろいろなことがしたい。しかしである、お前の本心はどこにあるのだろう。そう考えたときに、はっと気づいてしまう。そうなのだ、死ぬ前に何かを残したい、その一心であることに。 芸術家きどりの人間は沢山いる。しかし、本当の芸術家はいない。おそらく名を残した芸術家という人たちは、何かから逃れるために作品を残したのではないかと思う。結果としてそれが作品といわれるものになったのだろう。 名もなく貧しく美しく、、という言葉がある。理想である。ただ美しくというわけには行かない。自分の場合は、名もなく貧しく醜く、というところである。つまり何もいいところはないわけである。
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