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2005/09/27(火) 昔むかしの物語
 子供の頃、僕は自分が馬鹿なのかと思った。他の子供達と比べて何もかもがへただった。要領が悪かったのだと思う。
 病弱だった僕は、小学校入学が終わった頃に入院した。だからひらがなの書き取りの筆順、足し算引き算の考えた方が標準とちょっと違う。そのことに気がつくのは高学年になってからだ。
 小学校5年生のとき初恋をした。たぶん他の子供達よりもませていたのだろうか、3つ違いの姉がいたので、少女マンガを読んだいたせいだろうか、恋愛については早熟だったのかもしれない。ところが中学一年まで処女という意味がわからなかった。5つ違いの兄に聞くと、そんなこと聞くんじゃないといわれた。なぜ気になったかというと、当時の女性フォ−ク歌手の初めてのアルバムのタイトルが「処女航海」というものがあったからである。性に関してはすごく遅れていた。
 中学2年、スポ−ツの部活をやめて音楽関係の同好会を結成した。それからはギタ−ではじまりギタ−で青春が終わったと言っても過言ではない。もちろんカメラや写真も好きだった。今思えばいい時代であった。
 人生というものを考えた時に、青春が終わった。それからはある意味惰性だったのかもしれない。今でも人生を惰性で生きているような気がする。どうせ一度しかない人生である。いろいろなことをやって生きていこう、興味のあるものはなるべく経験しようという積極的な反面、基本的なところで人生を投げているような気がする。
 器用貧乏という言葉がある。僕の場合はまさにそれである。何をやってもそこそこのところへいくが、反対に何をやっても一流にはなれない。ある程度のレベルへいくと燃え尽きてしまう。

 人生もまさにそうなのかもしれない。これは老化が人より早いぞと考えてしまう。僕の人生は、自分自身の人生に対する傍観者である。ふたりの自分が存在している。一人目の自分が先に死んだとして、もう一人の自分は、冷静に自分の死を見ている。そしてつぶやく「つまらない人生だった」と。

 ということで、本日僕の誕生日である。おめでとうという年でもないし、ただひとつの節目にすぎない。四十数本のろうそくを立てても消すのが大変である。最後は生きた数だけ線香の煙が立つだけである。

 色即是空 空即是色 これまさに真理なり。


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