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2006/01/06(金)
どぶろく
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3日の日に仕込んだどぶろくの元がぶつぶつ沸いてきた。成功である。この最初が失敗するとどうしようもないのである。パン酵母であるイ−スト菌を使えば簡単だし絶対失敗しないのであるが、それは邪道である。 僕の場合は清酒酵母を使う。といっても本物が手に入るわけではない。この時期に出回る酒の新粕からいただくのである。つまり正真正銘の清酒酵母である。 酵母というものは、実は特許で固められていて、それぞれの酒造会社が独自の酵母を持っている。ただし酵母の種類はとんでもなくあるので同じ種類の酵母もあると思う。 つくり酒屋にいたことのある僕は酒造りの一通りの工程を経験している。だからどぶろくを仕込むことの仕組みは体で覚えている。ただしそれなりの設備がない場所では失敗もありうる。 どうして冬の寒いときに仕込むのかというと、雑菌が繁殖しないためである。酵母が発酵する適温は25度前後。だけど雑菌も同時に繁殖してしまう。そうなると酸っぱくなるのである。酵母をゆっくりと生かしながら、麹菌ででんぷんを糖化させて少しずつ発酵させるのが秘訣である。 もっとも最初から焼酎を造るのであれば蒸留させるのでアルコ−ル度数だけを気にすればいいので気楽ではあるが。 明日は樽の熱湯消毒をして仕込みの準備に入る。 結論から言えば、酒は買ったほうが安い。なぜ作るのかというと面白いからとしかいいようがない。人生そのものが趣味みたいな生き方をしていると、すべてが趣味で、すべてが道楽である。今年の春から趣味のひとつに百姓をやろうと思う。こだわりの米作り、、、無理かなぁ、、生活がかかってくるし(笑)。酒米を作ったりして(笑)。
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