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2006/10/16(月) 幽霊が持ってきたギタ−
 家にいる仕事なので、たまにいろいろな人が尋ねてくる。ぶらりと訪れたその男は同級生。え・・・・彼はたしか・・奇妙な顔をしている僕に彼は久しぶりだなぁと声をかけてきた。僕はあいまいに、あぁ・・と声を出した。
 尋ねてきた理由はギタ−である。毎日僕のブログを見ているという。彼はおかしそうに言った、
「カメラからだんだんとギタ−のサイトになってきたなぁ・・」
「うん、まぁ昔を思い出して・・」
「ものは相談なんだが、俺の古いギタ−を誰かに売ってもらえないかなぁ。値段は一万円くらいで」
「いいけど、買う奴はいるかなぁ・・・」

 しばらくして彼は車の中からギタ−を持ってきた。メ−カ−は「BLUERIDGE」と書いてある。これはたしか・・僕は頭の中で少ない知識を引っ張り出す。アメリカのメ−カ−で最近ラ−メンギタ−とか言われているメ−カ−だよなぁ・・・と。

 とりあえず彼に缶コ-ヒ−を出して、僕はチュ−ニングを始めた。あまりいい音はしないなぁと思いつつ。チュ−ニング終了。おきまりのCコ−ドをジャ−ンとストロ−ク。う〜ん、こんなものなのかなぁと感想。彼に聞く
「昔、いくら位で買ったの?」
「友達から中古で2万円くらいだ」
「ふ〜ん・・」
 僕はしばらく黙り込んだ。頭の中はそろばん・・じゃなくて電卓をたたく。そして言った、
「8000円くらいだなぁ・・」
彼はがっかりするかと思ったら
「やっぱり・・」
 そして意味深な言葉を言った、
「8000円で売れたら、売ってしまってくれる。もし売れなかったらおまえにあげるよ」
「はぁ・・・」
それって、くれるということと同じじゃ・・・ないよなぁ。頭が混乱してきた。

 さて彼の顔を見てからどうも疑問に思っていることをズバリ聞いて見た、
「おまえさぁ・・・10年くらいまえに病気で死んだんじゃなかったっけ・・・」
 すると彼は僕の顔をじっと見ていたかと思うと、いきなり大笑いを始めた。
「俺の名前を覚えているか・・」
「うん、浩二だろう」
「死んだ奴の名前は浩一、俺より一級下の奴、住所は近所で苗字は一緒、棒が一本あるなしであの頃はずいぶん間違えられたよ」

 なんだ、そうだったのかと僕も大笑い。そして幽霊になりかけた彼は、たまには一杯飲もうぜ、と言い残して去っていった。

 さてさて、残されたギタ−を見ながら、ネットってすごいなぁ・・誰が見ているかわかったもんじゃない。「BLUERIDGE」ということはアメリカと思いつつサウンドホ−ルの中の文字を見ると、Japanの文字が・・。ある意味期待はしていたのだが、音を聞くとどうも違うと感じていた。
 弦高が高い、6弦12フレットで4mmちょっとある。六角レンチで回すと回る。その後サドルを少し低くして、チュ−ニング後に図ると3mm弱となった。これで少しは弾きやすくなった。
 それにしても・・この幽霊が持ってきたギタ−、どこのメ−カ−なのだろう。日本のメ−カ−なのだと思うが(汗)。

 

 


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