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2006/10/20(金)
コ−ヒ−豆
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最近よくギタ−を弾くようになったが、一時期ぜんぜん弾かない時期が7年くらいあった。東京にいたときだ。あの頃は生活もずいぶん荒れていたし、音楽なんてものにはまるで縁がなかった。アパ−トに住んでいたのでもちろん音の出せない生活が続いた。 それでもギタ−が弾きたくて、どこかのデパ−トの中の楽器屋さんで一台買い求めた。そういえばモ−リスだったような気がする。価格は2万円くらいだったと記憶している。普通の音の普通のギタ−だった。アパ−トには持ち帰らないで、当時お世話になっていた師匠の家に置かせてもらった。田舎に帰るときに持ってくるのを忘れてそのままである。あのギタ−は今もあるのだろうか。あの時中学生だった師匠の娘の陽子がたまには弾いているのだろうか。 田舎に帰り結婚して子供ができて、家にあったギタ−、ぼろぼろのK.Countryで子ども達のために童謡やどらエモンの歌を唄ってあげた。 そういえばギブソンは壊れたままだった。キズだらけのギブソンは、まず直射日光にたまたまあてておいたらブリッジが木目にそって割れて、修理に出して戻ってきたら、とんでもなく弦高が高くて、そのあとヘッドとネックのところが割れてしまい、また修理に出したら、今考えれば単なるボンド付けだけの修理だったので、弾いているうちに同じところがパキリとまた折れた。以来そのままである。これを自分で修理したのは最近である。 自分の手は小さい。だけど不便を感じたことはない。ひさしぶりに啄木ではないが手をじっくりと見た。たこが出来ている。堅いタコの中に筋が一本ある。僕はこれをコ−ヒ−豆と呼んでいる。12弦ギタ−のときはこの筋が2本になる。 アコギのときはこのコ−ヒ−豆が役に立つが、エレキのときはこれが邪魔になる。弦がやわらかいので邪魔になるのである。特にチョ-キングのときに弦が引っかかるのだ。 バンドの練習はどうなったんだっけとふと思い出す。あれ以来ぜんぜん仲間と会っていない。予想はしてたけど。みんな忙しい。全員の都合をきいていたらまず集まれないだろう(笑)。
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