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2006/10/25(水)
陶芸
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町の美術展がある。陶芸サ−クルは当然のように毎日出品している。が・・・土器みたいな超大物ばかり作っていて今回は大物がない。いや、あるのだが焼いていない。あと3日しかない。 ということで会員の作品を本日焼成。明日は窯だし、後にすぐに窯入れをしてあさってに焼くとして、出品日の夕方ぎりきりになんとか間に合うかなという感じである。 月日が流れるのが異常に早く感じる。もう11月になろうとしているのだ。ちょっと待った・・はきかない。いやでも迫ってくる歳月は僕をどんどん死の川へと追いやる。 先日、女房が習っているハワイアンの西条先生が近所に引越しをするというので古い本をたくさんいただいた。なんだかマニアックな本ばかりである。しかもだいぶ古くなっていて、老眼の始まった自分としては読みにくい。その中には忍者の本、新陰流の本、密教の本、日本人の起源の本などがある。西条先生の夫も作家だったらしく、資料として買った本だという。 まず密教の本をぱらぱらと。なんのことはないSEXの持続力のことが沢山書いてある。僕の場合は持続力の前に、まずやる気のほうが大切である(笑)。 面白かったのは日本人の起源に関する本、これは面白い。やはり大陸からやってきたモンゴロイド系の人種が大和朝廷を樹立したという学説が有力みたいである。これは梅原猛著「神々の流餐」という本の説と同じである。 それともう一冊、これは「司馬遷の世界」という本。司馬遷はものすごい人間である。去勢という罰を受け、その屈辱感のエネルギ−からあれだけの大著が生まれたということだが、この本の作者は、そういうマイナスのエネルギ−がなければあれだけのものは普通書けないだろうと断言している。 たしかに人間というものは正のエネルギ−と負のエネルギ−がある。この負のエネルギ−は現代人には少ないのではないだろうか。特に日本人には。別の言い方をすればハングリ−精神と呼んでもいいが、昔の自分にはこれがあった。今はない。どうしてだろう。今でもハングリ−なのに(笑)。
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