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2006/10/26(木)
窯
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陶芸を始めて何年になるだろうか、たぶん7年か8年になる。道具は電動ろくろをいまだに持っていない。22センチのろくろがふたつ。その二つもだいぶ古くて勢いよくまわすと異音がする。しかし、この手ろくろでぐい飲みから大型土器まで作る。 昨日いきつけの酒屋さんに焼酎を買いに行ったら、店の奥さんに言われた、趣味が豊富だと。そうかなぁ・・と自分では思う。写真(カメラ)に陶芸だけである。ギタ−なんぞは生活の一部だし、昔からやっているから趣味だとは思っていない。ただ写真にしても陶芸にしても、あまり人のやらない領域に足を踏み入れているから、一般の人にはそう映るのではないだろうか。 陶芸の窯はサ−クルの仲間で手作りした共同の小さい窯である。棚板は40×30センチである。背の高い作品を焼くときはいくらも入らない。でもあるだけましかとも思う。体験実習館で電気釜を買うことになり、予算もついて買ったのだが、今度は置く場所がないというあわれな結末。また来年に持越しである。この町はつくづく芸術、文化に理解のない町だと思う。 陶芸の面倒なところは火入れをしたら神の領域であること。人知の知るところではない。1250度まで温度が上がる。その中で何が起きているのかは知ることができない。画像は色見穴を撮影したものだが、この炎の色で温度を知ることが出来る。今でこそ便利な陶芸用温度計があるが、自分の場合はカンである。色で判断する。もちろん最終確認はゼ−ゲルコ−ンだが、たぶんゼ−ゲルがなくても焼けなくはないだろう。 しかし、焼成は大変な作業である。だからつい億劫になる。しかし焼かなくては何も生まない。あ〜しんどいなぁ(笑)。
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