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2006/11/14(火)
酒と涙と男と音楽
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東京にいたとき、よく赤提灯で飲んだものである。あの赤い提灯の灯りにはどうも自分は弱い。熱々のコップ酒でつつくおでんはふるさとの味がした。屋台のおやじが新潟の人だったりして、酒がますますうまい。まるで演歌の世界である(笑)。 そういえば憂歌団の歌に「ザ・エン歌」というのがある。あの歌の2番の歌詞に「赤いパンツがさざなみにゆられて歩く、夜空に咲いた花もひらひらと、昔のことは桃太郎、それともやっぱり金太郎」というのがあり、まじめに聞いていたら意味がまっくわからず耳コピで苦労した覚えがある。たまに唄ったりしているが、このボ-カルは逆立ちしても真似ができない(笑)。天使のダミ声、このボ-カルがあるがゆえに憂歌団なんだと再認識。 シカゴバウンドを聴いていたら女房が、この歌誰?と眉間に皺を寄せていった。憂歌団、天使のだみ声と言ったら納得の行かない顔をしていた。あ、ボトルネック専用ギタ−を作ろう。思い出した。ワインのボトルもカットして。ま、別に作らなくても12弦ギタ−はすでに専用のギタ−があるか(笑)。 ボトルネックも金属の専用のものが市販されているが、どうもガラス製のほうが音がいいような気がする。 憂歌団といえば、いろいろな歌をやっているが「石狩挽歌」などを聴くと、演歌もブル−スも同じじゃないかと思えてくる。ただし天使のダミ声じゃないとだめだろう。 僕の友達に、ふだんジミヘンだクラプトンだと言ってるくせにカラオケに行くと藤圭子の「夢は夜ひらく」しか歌わない男がいる。彼の18番である。ただしへたくそである。他の誰かがこの歌を唄うと怒る。 そういえば最近カラオケハウスが新しくこの町にOPENした。昔はよく仲間で一杯ひっかけてカラオケハウスに行った。行くと閉店まで唄いまくる。節度がない仲間である。一人が10曲くらい予約を入れるので遠慮していると自分の番がまったくこない。だから友達が歌っているうちに割り込みをする。そうするとまた誰かが割り込む。予約はまっく用をなさない(笑)。そのカラオケハウスは今はつぶれてしまったが。 スナックなどでカラオケを歌うと、飲み代よりカラオケ代が高くつく。飲み代などはボトルをキ-プして仲間で割り勘にすると一人1000円くらい。ところがなぜか一人4000円くらいになる。ほとんどカラオケ代である。一曲300円以上なのだろう。 酒を飲むといえば、最近は焼酎がほとんど。これからの時期はお湯割りである。翌日に残らないのがいい。晩酌というものはしない。飲むのは布団に入る頃、いわゆる寝酒である。ただしボトルを枕もとにおくと飲みすぎるのでコップに入れて持ってくる。つまみはない。つまみがわりに本を一冊。ところがこの時間にチロが待ち構えている。遊んでくれとせがむのだ。 今夜はあまりにもチロがはしゃぎすぎて、焼酎のお湯割りの中に前足がズボンと入った。あ、、、と言いつつ気にせずにそのコップに口をつける。チロはびっくりして前足をなめなめしている。チロも寝酒である。今夜の遊びはこれでおしまい。就寝。
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