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2006/11/21(火) 幸せという名前の電車
 朝仕事に来るとき、いろいろな家の前を車で通り過ぎる。自宅から車で3分の距離だが、3通りの道を日変わりで走ることにしている。これは写真を撮るときのためで、それが癖になっている。
 田舎なので、いろいろな家の家族構成からその家の状態まで結構わかるのだが、ある家の前を通り過ぎると、その家のことを考える。その家の若い人たちのことはよくわからないが、年寄りの人生はよくわかる。ほとんど結果がきまっているからである。

 本日も通り過ぎたある家を考えた。じいさんは郵便局を定年になった80才前後、ばあさんは質素で家を守ってきた。今は悠々自適の年金暮らし。
 息子は二人、二人とも大学に出して都会で会社勤め。そのうちの一人はマレ−シアに出張中。
 そこで考える。この老夫婦の二人暮らし、健康状態は良好とは言いがたいわけで、どちらかが倒れたら、大変な状況になる。

 その家から3軒上の家、こちらは家族6人構成で、老夫婦、若手夫婦、そして小学校と保育園にかよう子ども二人。この家は典型的な田舎の家族である。ところが嫁姑問題なのかどうかわからないが、嫁さんが子どもを連れて2回くらい実家に帰っている。詳しいことは知らないが、どうも家族内部はあまりうまくいっていないようである。

 この両極端な家族の老夫婦を考えるとき、どちらが幸せなのだろうと今朝考えた。孫のいる老夫婦、二人暮らしの老夫婦。人生の終末を考えるときに、田舎ではこのどちらかの選択肢になる。
 おぎゃぁと生まれたときから、幸せという名前の人生の列車に乗り、人は人生の旅にでる。事故や病気などの理由で途中下車する人も沢山いる。人は人生という旅を楽しむために電車に乗っているのだろうか。ひとつだけはっきりしているのは、電車の終着駅は誰でも同じ死という場所である。


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