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2006/12/15(金)
小さな手
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井上陽水の初期の歌に「小さな手」という曲がある。変則チュ−ニングの3フィンガ−で弾くものだが、どことなく演歌っぽい歌詞である。
小さな手を見て 思わず笑う私 小さな手を見て 生きてきたことを笑う 不幸は この手でかかえられないし 幸せは この手では こぼれてしまう 小さな手
今晩その歌をなんとなく唄ってみた。その時、はっと気がつき息子の部屋に行き、手を合わせてみた。あきらかに指の長さが違う。息子のほうが指が5ミリほど長い。 次に娘の部屋に行き同じく手を合わせてもらう。手の甲の大きさは親父のほうが大きいが、指の長さはほとんど同じか、娘のほうがわずかに長い。 小さい・・・親父のほうが。今まで意識したことはなく、ギタ−を弾くのに不便を感じたことは一度もなかったが、今回クラシックギタ−を弾き始めて、指が短いことに不便を感じるようになった。アストリアスなどはとんでもなく指を伸ばさなくては弾けない。訓練で何とかなるものなのだろうか。 しかし、考えてみる。女流ギタリスト村治佳織は手が特別大きいのだろうかと。そんなはずはない、女性なので少なくとも自分と同じか、それより小さいのかもしれないと。
この手で生きてきたことを笑う、などと言っている場合ではない。まだまだこの手で生きていかなくては。
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