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2006/02/28(火) 待ち遠しい春
 春が来た。うれしい。この地方、暦での春はない。春の基準は雪が降り止むことである。さて、チャンスである。今年は残雪に桜というめったにない写真が撮れる。またまたポジで撮影である。問題なのは残雪が汚く、絵になりにくいことである。

2006/02/27(月) 豪雪写真
 今回の豪雪、やたらと写真がないかと聞かれるが、そんな写真があるはずがない。あのたいへんな最中に、カメラを持ってぶらぶらしていることなんてできゃしない。そうでなくともマスコミに対し地元の人は白い眼を向けているのだ。

2006/02/26(日) お受験
 春である。卒業の時期である。息子は受験である。ただし本人に緊迫感はなく、あいかわらず熱帯魚に夢中になっている。今日も、コリドラスという名の魚が卵を産んだということで喜んでいた。一体余裕なのか自信があるのか、まったくわからない。
 僕の場合は入れる高校に入ったので、それほど勉強をしたという思いはないが、それでも、もし自分だけ落ちたらという気持ちだけはあった。これは試験全般に言えることだが、もし落ちたらという思いは国家試験の場合にいつもある。
 ただし、入学試験は落とすための試験であり、資格試験は入れるための試験である、といわれている。まぁ簡単に言えば、入学試験は人数制限があるが、資格試験は人数制限がなく、合格点に達したものはすべて合格というだけのことを言っているのであるが。

2006/02/25(土) CPU
 なんだかカメラのサイトではなくパソコンのサイトに近くなってきているが、まぁいいでしょう。ここは自分の好きなことを適当に?気楽に書く場所ということで。
 今回、CPUのPenUの233を友人よりいただいた。もうすでにCPUとしては価値はないが、このヒ−トシングと冷却ファンに価値がある。というのはPen3のスロット1の場合、この冷却装置がはずしてあることが多いのである。だからパ−ツ取りとしてはかなり価値がある。
 ては残ったCPU本体はどうするかというと、捨てればいいと思うが、なぜか捨てられないのである。ここが悪い癖で、ジャンク箱の中でお休みしていただくわけである。何か他に使い道がないかと思うが、もちは餅屋で他には使い道がまったくない。
 そもそもこの程度のCPUはどういう時代なのかわからない。ウィンドウズ95から98への移行期くらいの時期なのだろうか?う〜ん、考えると今晩もまた眠れなくなる(笑)。

2006/02/24(金) コ−ヒ−
 コ−ヒ−にもいろいろとある。缶コ−ヒ−と呼ばれるものもそのひとつであるが、結構これがクセになる。各社ドリンクメ−カ−はこの缶コ−ヒ−に力を入れていて、いろいろな種類が出ている。
 僕の好みのコ−ヒ−は特にないが、うまいけど甘すぎたり、甘さがちょうどいいけどコクと香りがなかったりとなかなか面倒である。
 コ−ヒ−ブレイクという言葉があるが、ティ−タイムも同義語である。朝一番、仕事に来ると、まずはコ−ヒ−タイムである。これで一日が始まる。その間、パソコンを立ち上げてメ−ルをチェック、それから各サイトのBBSをチェックして、それから仕事の準備にとりかかる。パソコンはほぼ一日起動しっぱなしである。
 パソコンを仕事に使うことはあまりないが、一応仕事のサイトは立ち上げてある。まったく更新していないが(笑)。
 このパソコンも自作であるが(というか、僕の所有するパソコンは結局すべて自作である)よく壊れないものだと関心してしまう。自作のいいところは、壊れたら壊れたパ−ツだけ交換すればいいことである。ランニングコストは非常に安い。といっても僕のパソコンはPen3であるから、もう一昔前のパソコンということになるので、パ−ツも中古しかない。しかしこの性能で十分である。

 さてコ−ヒ−タイムも終った。仕事である。

2006/02/23(木) ギタ−事始
 娘が突然ギタ−を弾き始めた。もちろんコ−ドのコの字も知らない。なんとかコ−ドを押さえて四苦八苦。こういうのは歌を歌いながら覚えるのがいいとアドバイス。
 ところがである。共通の知っている歌があまりない。やっと探したのが「亜麻色の髪の乙女」である。それとコ−ドを僕が簡略バ−ジョンにした「雪の華」、この2曲でまずはスタ−トである。どうなることやら。

2006/02/22(水) 起動
 今この文章を新しくできたばかりのパソコンで打っている。CPUはセレロンの450Mhzだがメモリ−はPC−100の128Mを3本さしているだけ。これでネットは十分いける。
 ところがまだグラフィックソフトもカ−ドリ−ダ−も入れていない。デジカメ画像をアップしようと思うが・・ちょっと待って。・・・・・・・・・・・・
よし、この間30分も経過。とりあえず画像をアップできる。と、このようにひとつのパソコンを立ち上げるといちいちソフトとドライバ−が必要になりたちまち時間がすぎる。もうすぐ夜中の一時。明日は仕事なのだ。困ったものだ。

2006/02/21(火) ジャンクパソコン
 ヤフオクでジャンクパソコンに入札した。上限額1500円。これがなんと1410円にて落札。このジャンクパソコンは実はいじるために購入しようと思ったが、高かったらやめようと考えていたもの。先日簡単に落札。

 ミドルタワ−のケ−スの中に235Wの電源、CPUはセレロンの450M付き、CD−ROM、CD−RW、フロッピ−ディスク、マザ−、SCSIカ−ド、LANカ−ド、サウンドカ−ド、グラフィックスカ−ド、おまけにSDRAM168pin64Mのメモリ−2枚が付いているのだ。これは面白いとばかりに入札しておいたものである。

 本日それが届く。ゆうパック着払いである。これがなんと1940円、ははは・・・パソコンより高い。発送元は九州である。なるほど・・。結局、振り込み手数料を入れると4000円近くなっている。

 早速ディスプレイにつなぎ電源を入れてみる。あれ?CPUのファンはまわっているがBIOSが立ち上がらない。ジャンクだ。わかってはいるが、やっぱりジャンク。まぁどこがまずいのかよくわからないがこの中のパ−ツが使えれば安いものと納得。マザ−はAopenのAX6Bというやつである。

 さて、次に・・・・、以前購入しておいた、これまたジャンク扱いのマザ−を持ち出してくる。たしか5百円くらいで購入しておいたものである。これを裸のまま電源とディスプレイとヒデオカ−ドとケ−スのスィッチ類につなぐ。最小単位でのBIOS起動である。
 電源スイッチを入れる。ウィ−ンといってしばらくするとピッと音がする。裸なのでスピ−カ−の音がうるさい。その瞬間ディスプレイに浮かび上がるBIOSモ−ド。やった起動成功。起動戦士カンタム。
 そこで、わくわくしながらマザ−をしっかりとケ−スに固定。パチンぱちんとパ−ツをはめ込む。このあたりはなれたものである。さてこれに以前購入して遊んでいた40GのHDDをはめ込み完成。HDDは3000円、マザ−が5百円と考えて、送料等を入れても一万円以下でパソコンが組めたわけである。題して自作パソコン第6号、コストパフォ−マンス優先、最優秀賞受賞作、起動戦士カンタンである。

 OSは・・・・また考えます(笑)。

2006/02/20(月) WindowsXP
 ウィンドウズXPの再インスト−ルをする。これはホ−ムエディションである。ハ−ドディスクとセットになって購入したものである。インスト−ル後30日間以内に認証をうけなくては使えなくなる。
 ウィンドウズmeのときもそうだが、他のHDDドライブにはインストできない仕組み。これが自作パソコン派にはネックとなる。どちらも40Gなのでドライブを拡張しようとすると、もうひとつのHDDを購入してドライブをふたつにしなくてはいけない。
 とりあえずはこれでいいのだが、もしHDDがクラッシュしたらOSの所有権はどうなるのだろうか?また購入するのだろうか?たぶん何か方法があるのだろう。
 さて、機械いじりの好きな自分としては珍しく今のシステムで安定している。この屋根裏の主となって夜中の12時ごろまでなんだかんだとやっている。

2006/02/19(日) 新年会
 近所の付き合いである「となり組」の新年会がお昼を兼ねてあった。しこたま飲んだといいたいが、最近は体のことも少しは考えて飲むようになった。3時頃まで飲んで、帰ってから夕方までお昼寝。
 5時ごろむくりと起きると、テ−プルカウンタ−の上に白菜がふたつおいてある。じいさんが軒下の雪の中から掘り出してきたのだという。これを見て、娘がキムチチゲが食べたいというのだが、まさか白菜だけではチゲはできない。結局いろいろと買うためにス−パ−へ出かける。
 女房は仕事で帰りが遅くなる。僕は一生懸命キムチチゲを作る。どうも立場が逆転している。主婦ならぬ主夫である。料理は嫌いなほうではないのでいいのだが。

2006/02/18(土) 十日町雪まつり
 今日は十日町の雪まつりである。毎年ステ−ジにこそ見に行かないが、子供たちを連れて出かけたものである。雪像や屋台を見て回りカメラに収めたものである。
 今年はぜんぜんである。行こうという話も出ない。息子が受験生なので遠慮しているのか、女房もそんなことは言い出さない。
 そこで僕はというとあいかわらずカメラとパソコンをいじっている。屋根裏の寒い場所で震えながらパソコンのパ−ツを、あっち取替えこっち取替えして遊んでいる。
 今回勉強になったことはグラフィックカ−ドの重要性である。こいつだけはケチらないほうがいいということである。AGPスロットに挿すのならまず問題はないが、PCIスロットでは危ない。ましてやISAスロットなどはもう涙なみだである。今のOSにはまったく役にたたないといっていい。
 と書いてわかる人はかなりの通である。パソコンを購入して一度もケ−スのふたを開けたことない人は、ある意味幸せである。それだけパソコンが順調だし高性能のパソコンということである。
 僕の場合、何が面白いのかというと、いかに安くパソコンができるかを豪雪の田舎にいて実験しているだけである。パソコンのパ−ツが一昔前にくらべるととんでもなく安くなったことが、貧乏人でもいじれる要因になっている。
 このケ−スはカメラの場合とまったく一緒である。ジャンクを2台でニコイチにして、修理して撮影する。撮影された写真を現像してみると見事に写っている。この感動はやったものにしか分からないだろう。
 パソコンもまったく同じである。中古の安いパ−ツを集めて一台のパソコンを作り、BIOSが立ち上がりOSが起動したときの感動は、やったものにしかわからない。
 まぁ僕の場合は他に陶芸という趣味もあるが、焼き上がり後の窯出しの瞬間、これもおなじ種類の感動である。
 要するに僕の趣味はこの感動を得るためにいろいろな事をやっているだけである。これが仕事となると、感動はやはりないだろうなぁ・・・。それじゃ困るのだけど(笑)。

2006/02/17(金) 少年
=================

夕暮れの風が頬をなぜる
いつもの店に行くのさ
仲のいい友達も少しはできて
そう捨てたもんじゃないよ

=================

淺川マキの「少年」という歌の一節である。

 生活というものがあり、環境の変化により人は刺激される。マンネリ化したときに人は怠惰になる。結婚して18年目、環境の変化もなく、子供たちだけが大きくなっていくという環境にいると、時に自分というものを見失うときがある。
 たとえばこの歌のように行きつけの店を見つけるとか、ちょっと気になる女性が現れるなんてことはまずない。
 つまらないといえばつまらないが、逆に変化のないことを実は喜ばなくてはいけない場合もある。天災、火事、身内の不幸などである。環境の変化はいいことだけではないということも承知しなくてはいけない。
 こういうことを感じているのは何も僕だけではない。女房も同じみたいである。時々、
「何か面白いことはないかしらねぇ〜」とため息混じりにつぶやくことがある。それは僕自身も同じである。僕の環境の変化はパソコンの中だけなのかもしれない。
 しかし、さきほども書いたように、環境の変化のない事、これは長い歴史の中で、世界中の人間が望んできた一番の幸せなのである。歴史を学ぶことは、このことを知ることであるといえなくもない。
 この淺川マキの歌は、これから自分の環境を整えていく少年を歌ったものである。当時は、きっと中学卒業後の集団就職の時代ではないだろうか、都会の中で工場に勤めて、仕事もだんだん慣れてきて、いきつけの店ができて、そこで仲間に会う。
 この年代はいったい今いくつくらいになっているのだろう。団塊の世代だろうか?
 たぶんその頃は夢があったのだろう。労働組合が一番強かった時代なのだろう。当然マルキシズムがはやっていた時代。今そんなことを唱える人は誰もいない。逆に唯物主義ならぬ唯心主義である公明党が政治に参加している。
 このことは時代に絶対ということのないことを証明している。そんなことを機敏に感じているのは実は我々ではない。これからの将来を担う子供たちである。会社の年功序列も終身雇用も民間には存在しない。これが存在して化石化しているのは公務員だけである。しかも天下りというおまけまで付いている。

2006/02/16(木) パソコン構築
 友人にパソコンの世話をした。その後、ネットの設定を友人の家でしたのだが、無線LANカ−ドバスをPCIカ−ドを差込んで使い、無線でつなぐということであり、ル−タ−機器がNTTである。この設定がバッファロ−と違い面倒くさい。
 説明書どおりにしていくと、なんとつながったのは隣の家の無線LAN。
「この近所に○○という家がある?」って聞くとあるという。つまりお隣さんが暗号化していないのである。これには参ってしまった。さて、どうしたらいいか?結局、二人のまた友人でもある超ベテランに来ていただいた。彼も最初首をひねったが、さすがである、すべてのデ−タをクリアにして、この家の3台のパソコンをすべて設定しなおした。持つべきものは友であり、本当にありがたいものである。
 その後にプリンタ−などの各種機器の設定もしていただき、終了したのが12時近く。みなさんご苦労さまでした。
 それにしてもNTTの機器というものはなんであんなに面倒くさいのであろう。以前僕もNTTのISDNの無線を設定したことがあったが、ずいぶん苦労した覚えがある。天下のNTT、されど無線に関してはサ−ビスが悪いと思う。

2006/02/15(水) グリス 2
 CR73は息子の腕を握ったままパワ−が落ちていった。そしてそのまま動かなくなった。

ナイフを握ったまま動けなくなった息子に向かって母親は泣きながら言った。
 
「わかって頂戴、仕方なかったのよ。このデジタルで組み込まれた社会の中で私たちはいつもふたつの選択をしなくてはいけなかったの。プラスかマイナスか、善か悪か、デジタルに答えは二つしかなかったのよ」

「何を言ってやがる、俺はロボットじゃない、泣いたり怒ったり、悲しんだりする人間だ。頭のいい人間と馬鹿な人間とふたつに分けてどちらかに組み込んで・・・。ロボット社会の中で親父もお袋も俺をバカで駄目な人間と決め付けて、表面だけ取り繕って・・」

「それは悪かったと思うわ。でもお父さんもつらかったのよ。このデジタル社会の中で、息子が前科がついたということがわかってから今の会社では出世はできなかったのよ。」

「俺は・・俺はどうなる・・前科者と決め付けられて・・」

「つらかったと思うわ、でも一度デ−タが保存されると削除できない今の社会であることはあなたが一番知っているはずよ、こ、これを見て」

母親はベットの小引き出しから小さなお守り袋を取り出すと中を息子に見せた。

「これはあなたのへその緒よ。あなたが生まれたとき私たちは幸せだったわ。このデジタル社会の中で唯一人間らしさを取り戻せるのはあなたの笑顔を見ることだった。すくすくと育つあなたを見て、この子にだけは私たちの二の舞をふませないと思ったの」

「冗談じゃねえよ、そんなにかわいい息子を毎日塾に生かせて、毎日二進法で゜苦しませて、毎日毎日、1と0しかない世界。そんな中で育てて、挙句の果てが前科者だ」

「ねぇ、聞いて、私たちはもう死んでも後悔はしないわ。あなたに殺されるのなら仕方ないと思う。あなたは私たちが育てたのだから、でもその前に、信じてほしいの。あなたが万引きを本当にしたとは最初から私たちは思っていないわ、でも助けてあげることができなかった。何度も言うけどデジタルの世界では一度保存されたデ−タは消せないのよ。一生ついてまわるの。お父さんはそのせいで会社ではずいぶんひどい目にあっていたの」

「親父のことなんてどうでもいいよ、俺の話をろくに聞かなかったくせに・・」

「それは違うわ、お父さんはあの頃、毎日このお守り袋を出してはあなたに謝っていたわ。そして陰で泣いていたわ。息子を救ってやれない親父を許してくれって・・・」

「・・・・」

「でもお父さんも私ももういいの、あなたを育てたのは私たちだから。このデジタルの色のない虚構の時代に生まれてきたことがそもそもの不幸なのだって。花は自然に咲いていき、どんなにきれいでもやがて枯れていくからきれいなのよ。終わりがあるからすばらしいのよ。お父さんも私もあなたに感謝しているわ。そのことに気づかせてくれて・・・」

 涙が息子の目からこぼれ落ちた。その涙はCR73の肘関節に一滴流れ落ちた。そのとき息子の腕を握っていたCR73の手がゆっくりと開いた。

 翌日になり不審に思った近所の人に発見されたとき、家族全員は死んでいた。事件は一家無理心中ということで片づけられたが、CR73に残っていたボイスレコ−ダ−はどういうわけか当局の手により抹消された。ただCR73のインプットデ−タに残されていたマシン語のなかに、あってはいけないはずの数字が残っていた。0と1の数字の羅列の中に、最後にひとつだけ「7」という数字があったのである。そして別の言語デ−タの中の最後のところに「All ERROR」と書かれていた。

====終わり====

2006/02/14(火) グリス 1
 男は歩いていた、重くなりつつある足をひきずりつつ。男はロボットである。人間とまったくかわらない姿でまっすぐに歩いていく・・・・。

 捨てられたのはいつだろう。新型のロボットが登場してから旧型ロボットの不法投棄が後をたたない。
 このロボットの名前はCR73型である。CRW73型が女形ロボットであり、こちらは男のモデル。泥棒よけのロボットとしていつも玄関で待機させられていたのだが、センサ−の反応により指紋を判別、前科のある人間に対しては警告を発するようになっている。
 ところで、この男型ロボットCR73は、新型へのモデルチェンジのために捨てられたのではない。ロボット保護法第73条、第3項のロボットリサイクル法で、正当な理由がない限り、ロボットを買い換えてはいけないという法律がある。つまり捨てられるロボットの大半は、正当な理由がないために捨てられたのである。
 ではなぜ法律を犯してまで不法投棄をしたのか。これには理由がある。あろうことか主人の息子が前科者になってしまったからである。しかし近所にはそれを隠し続けなくてはいけない。ところがこのCR73型ロボットは息子が玄関に入ろうとするたびに警告を発し、攻撃体制に入る。これには家族が困ってしまった。 新型ロボットはプログラムに組み込まれた個別解除モ−ドで息子の指紋のデ−タを消すことができるが、旧型にはそれはない。
 新型に買い換えればいいのだが、買い換えるには申請が必要である。ところがこの申請を出すための公的機関に隣の主人が勤めているのだ。つまり申請と同時に、隠し続けていた息子の前科が近所にもれてしまう。悪いことにお隣とはすこぶる仲が悪いときている。仕方なく不法投棄となったわけである。

 ずいぶん遠くにきた。このまままっすぐに行くと海である。男はただ機械的に歩いているのだが、ときどき振りかえっている。何かを待っているようなそぶりをみせながら。
 砂浜に来た。男にとって海風は体によくない。関節の部分より入り込んだ塩分があちこちの可動部を錆び付かせるからである。そうでなくとも玄関に立ちっぱなしだった男は、定期的な手入れもされずに何年もそのままだったからである。
 男は波打ち際まで来ると、靴を脱いだ。そして後ろを振り返った。誰もいない。砂浜には浜茄子が咲いていた。そのそばに長い間捨てられたままになっていたのか、小型の人形ロボットがさび付いた顔をこちらに向けていた。
 男は海に入ろうとしていた。右足を踏み出そうとするとグリスが切れたのかなかなか動いてくれない。
 その時だった、男の体から警告ランプが発せられた。家族に危険が迫っているときに発する警告信号である。男はいきなり海と反対のほうに走り出した。グリスの切れた関節はグリグリとなった。今まで歩いてきた道を引き返し始めた。燃料電池はあとわずかしかない。

 やがて男は主人の家に帰ると、文字通り機械的に家の間取りのデ−タを読み始めた。危険の迫っている部屋は5階の奥にある主人の寝室である。エレペ−タ−のプログラムを強制モ−ド、部屋にたどり着くと、そこは血の海だった。
 手前に主人が血まみれになって倒れていた。息子はナイフを持ったまま母親に迫ろうとしている。

「た、助けて・・・。私たちが悪かったわ。あなたを隠そうとして、結果的にあなたの心を傷つけてしまったわ」

「黙れ、クソハバア、いつも親父がいっていたよなぁ、俺は家族の恥だと。ちょっと万引きをやっただけで前科者だって?冗談じゃない、あれは盗もうとしたのじゃない、店頭の品物も買いたくてちょっと店の外に出ただけじゃないか。たったそれだけで事情も聞かず、ガ−ドマンロボットは俺を押さえつけた。そしてたちまち前科者だ。何もかもデジタルとロボットで埋め尽くして、この社会に人間の感情はないのかよ」

 男は息子のナイフを奪おうとした。が、体がいうことをきかない。グリスだ。完全にグリスが切れている。
 息子はCR73型を見ると
「なんだ、このポンコツロボット、いつもいつも俺を前科者として警告を発しやがって、捨てられたんじゃないのか」
 男はまるで動かなくなった足関節をギィギィといわせたが、だめである。動こうとはしない。
 息子は母親をナイフで刺そうとした、その瞬間息子の手が何かに押さえつけられた。CR73型である。

======翌日につづく======

2006/02/13(月) 冬ソナ
 何故か今頃になって家族が冬ソナに夢中になっている。どうしてかというと女房が友人から全20話のビデオを借りてきた。ダビングしてくれという。即座に断った。全部で20時間である。24倍速はありえないのだ。

2006/02/12(日) デュアルCPU
 デュアル・・・なんて響きがいいのだろう。CPUがふたつ・・・だからどうしたと言われると、別に・・と答えるしかないが、今自分専用のパソコンは2台ともペン3の1GのCPUだが何故かメモリ−が中途半端な640と320MHzである。640はとにかく300台は立ち上がるのに遅い。
 Dualマザ−はRIMMなのでこれまたメモリ−が高い。なかなか安くならない。実は今日258Mのメモリ−をオ−クションで逃してしまった。価格は2100円で落ちていた。う〜ん、失敗。

2006/02/11(土) 本日、午後は休診
 本日は午後から集落行事の準備のために休診とした。午後より十二講神のために一般で言うところのどうろく神のタワ−をみんなで作った。そのあとで当然のように一杯ひっかけたわけだが、どぶろくをみんなに振舞う。これがかなり効いて帰ってくるなりバタンキュ−と寝てしまう。夜中の2時までこたつで寝ていた。
 
 そういえば友人より依頼されたパソコンを作っているが、HDDが来ないためにまだまだ作れない。いかに安くパソコンを構築するかの限界に挑戦しているというわけである。CPUなどは値段が下がったが、メモリ−はぜんぜん下がらない。下がらないどころか新品の数は少なくなっている。中古で探してもやはり高い。168PINのSD RAMである。これが価格を下げられないひとつの原因である。

2006/02/10(金) Dual CPU
またまた馬鹿なことに挑戦しようと思っている。安かったので思わず入札してしまい、そのまま落札してしまったデュアルCPUのパソコンのマザ−ボ−ド。CPUをふたつ載せて性能を稼ごうというものである。今はPEN3のCPUも安くなったので僕のような貧乏人にも手の届く価格である。とはいっても一度にすべてを買い揃える余裕はない。できあがるまで半年から一年という予定でいる。そのほうが楽しみも大きいというわけである。
 ところでこのマザ−、メモリ−がRIMMという種類、これからじっくりとネットサ−フィ−ンで調べようと思う。
 

2006/02/09(木) 忙しい?
 ヒマなのか忙しいのかよくわからないが、落ち着かない日々が続いている。集落の行事の役員のためにいろいろとやっている。今年は会計で4月からは会長をやらなくてはいけない。中学校のPTA役員も引き受けてしまったし、いろいろと大変な年になりそうである。

2006/02/08(水) 七転び
 七転八起という。しかし、達磨を実際に転がしてみると、、転がしてみることもないが七回転んだら、やっぱり七回しか起きない。転ばなくては起きれないわけで、そうすると、、最初に達磨が転んでいれば一回転ぶ回数が多いことになる。
 これを人生に例えると、最初から不幸な人間だけが最後に幸せになれるということか、、???。

2006/02/07(火) なんとなく春
 なんとなく春めいてきた。そろそろ卒業の季節が近づいている。啄木ではないが、息子がいよいよ15の春を迎える。その前に高校受験である。親として当然ながら心配なのだが、本人はそれほどでもなく、あいかわらず熱帯魚に夢中になっている。
 僕の「15の春」の頃をふと思い出してみる。卒業式の後、生まれてから初めて花をもらった。もうもらうことはないと思うので、たぶん生涯で一度だけということになるだろう。この花を机の上にそのままおいていたら姉に怒られた。結局姉が花瓶に生けてくれたのだが、そのとき聞いていた歌が、カ−ペンタ−ズの「イェスタディ・ワンス・モア」だった。今でもこの歌を聴くと、あの頃を思い出す。
 雪国にとって春は格別である。雪のない土地に住んでいる人にはわからないだろうが、すべてが死んだように眠っている大自然が、文字通りむくむくと動き出す。ぶなの木の新緑は本当に美しい。まるで生き返ったように再生された自然の中で、自分自身も新しくなる気がする。春はいい。

2006/02/06(月) 寒波
 寒さがピ−クに達している。この時期が一番の積雪量となる。この町がついに4mを超えたということで、久しぶりにTVに登場した。もうどうでもいいことだが、マスコミの一連のバカ騒ぎの報道には地元の人たちはあきれかえっている。
 この4mという記録を出したアメダスの観測点は、かなり山の上であり、この町の人口の数パ−セントしか住んでいない地域である。この場所で観測して豪雪というのもおかしなものである。実際には人口の70%が住む地域はまだ4mには達していない。
 一番困るのは風評被害である。この一連の報道で縁談が3つくらい破談になったという。旅館関係はマスコミが宿泊する事で今まではよかったが、マスコミ引き上げ後は閑古鳥が鳴いている。 スキ−場関係は、暇なところにさらに拍車をかけた。マスコミの力というものはすごいものである。とにかく何事も大げさに人目をひくように報道するので、功罪もまた大きな差となる。
 ある一部の人たちは、せっかくマスコミがこの町を有名にしてくれたのだから、これを逆手にとって町をアピ−ルしていこうとしている。もっもなことである。しかし、ここは長野県と新潟県の県境の町、不思議と長野県と違い、お金儲けがへたくそである。観光化のノウハウがない。
 長野県の人たちは、新潟県の人たちのことを「米の上にあぐらをかいている」と笑う。もっともなことだと思う。だけど2年後の米の自由化を目の前にして、長い間あぐらを書いてきた人たちも立ちあがざるをえないだろう。ただ立ち上がることは誰にでもできるが、立ち上がった後、さて、どちらに歩いていこうするのだろう。
 
あ・・・なんか新聞の社説みたいになった(笑)。

2006/02/05(日) 豆まき
 本日は集落の豆まきである。今年は僕が会計なので大忙しである。午後2時半からスタ−トなのだが、いつもは老若男女合わせて120人くらいが来てくれるのだが今年はなんと50人にしか来なかった。この大雪でみんな心の余裕がなくなっているのだろうか。おかげで参加してくれた人たちはたくさん拾って帰ったし景品もふたつ持ち帰ってもらった。
 その後ご苦労会をやり、結局2次会まで参加。午後の3時から飲み始めて夜の9時までである。長い飲み会であった。ふぅ〜。

2006/02/04(土) 悩み
 いろいろなことが頭の中でまわっいる。別に困ったということでもないのだが、いろいろな問題があって、これをひとつひとつ整理していかなくてはいけない。こういうときは、問題点を項目ごとに紙に書いてみると整理しやすいというこが何かの本に書いてあったのでそれを実行してみた。 
 紙に書いてみるとそれほどの問題はないことがわかる。すぐに解決できるものは○。解決に時間のかかるものは△、どうしようもないものは×という記号をつけてみた。するとどうだろう、とりあえず保留という項目ばかりである。つまり△が一番多いのである。中途半端というのが一番困るのだが、そういう問題ばかりが多いことに気づく。
 あ〜・・・頭の中がまたジグゾ−パズルになっている。

2006/02/03(金) 節分
 一応豆まきを我が家でもやった。ほんの10秒くらいであるが(笑)。夕方はすごい雪の降り方で、この分だと明日の朝までにかなりの量が積もるだろうと思いきや、9時ごろになるとたいした降りにはなっていなかった。

 明日は子供たちが休みなので、録画してためておいた「ドラゴン桜」最終回を見てもらう。何回見ても感動してしまう。最後に講師のいうせりふがなかなかである。

「試験というものは答えはひとつしかない。不正解なら落とされる。これは厳しいものだ。しかし人生には答えはいくつもある。音楽に一生懸命になるのも正解、友達と遊びつくすのも正解である。勉強に打ち込むのも正解である。だからお前たちは生きていくのに決して臆病になるな。胸をはってこれからを正々堂々と生きろ」

 すばらしい台詞である。東大受験という難関を経験した生徒に送るすばらしい言葉である。6人東大を目指し、5人が受験して3人が合格する。運命に振り回され受験さえもできなかった一人の生徒が言う。
「がんばったけど、結局180度どころか360度回って元にもどっちゃった」
これに対し阿部寛扮する弁護士の講師が言う。
「そんなことはない、お前は変わった。東大に入っても入らなくても、お前はこの一年間で大きく変わった」

このあたりも泣けてくる。全話をパソコンのHDDに保存版として入れてある。全11話である。これから何度か受験という網を潜り抜けなければいけない二人の子供にとって、これはすばらしいドラマである。

2006/02/02(木) 白髪
 鼻くそをほじくっていた。しかし鼻くそがない。でもなんかもぞもぞするので鼻毛を抜いてみた。ショックである。鼻毛が白髪になっている。
 頭もずいぶん白くなった。中国の漢詩に「白頭を掻く」というようなものがあったが、なんかその心境である。
 ところで窓の外も真っ白の雪景色である。いよいよ節分荒れのお越しである。昔の人はうまいことを言ったものだ。この時期は必ず寒波がきて荒れる。まぁ長続きはしないみたいであるが。この時期に大雪になるのは毎年のことであるから誰もびっくりはしないし、空にむかって苦情を言う人もいない。
 暦の上では立春である。しかし雪国の春はまだまだ遠い。

2006/02/01(水) コニカ・・・・
 コニカが写真分野をすべて撤退したというニュ−スは写真関係者にショックを与えたわけだが、これがひとつの時代の転機なのだろう。日本の写真業界の老舗、日本の写真界の創始会社、そういう存在だから特に意味が深くなってくる。
 手元にあるコニカミノルタのフィルムを冷蔵庫から取り出して並べてみた。なんだか哀れな気がしてくる。もはや写真の世界では老舗でさえもメシが食えなくなったということである。
 今度の日曜日は地域行事の豆まきがある。ぴっかりコニカのC35EFにコニカのフィルムをつめて撮影しよう。


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