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2006/06/21(水)
ともだち 3
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返ってきた文字を見て僕はびっくりした。間違いなく誰かがアクセスしてきている。僕は再びキ−ボ−ドの叩いた。そしてしばらくはやり取りが続いた。
「キミハナニヲモクテキニアクセスシテキタ?」 「ボクニモクテキハナイ、ボクハコマッテイル」 「ナニニコマッテイル?」 「ボクハカエレナクナッタ」 「ドコニカエルノダ?キミハドコカラアクセスシテキテイル?」 「シツモンハヒトツニシテホシイ、カイセキガムズカシイ」 「ヒトツズツシツモンスル、キミハイマドコニイル?」 「トナリニイル」
僕はのけぞりそうになった。同時に全身が寒気がした。つまり今となりでキ−ボ−ドを叩いているというのか。恐る恐る右側を見た。しかし誰もいない。しかし、そこに誰かがいるという事になる。しばらくしてから僕はまたキ−ボ−ドを叩いた。
「コチラカラハキミハミエナイ?ナゼダ?」 「コノホシノヒカリのハチョウデハボクハミエナイ」 「トイウコトハ、キミハウチュウカラキタトイウノカ?」 「ソウイウコトニナル、ボクハトツゼンコノホシニヒキヨセラレタ、キガツイタラココニイタ」 「コチラモヨクワカラナイコトダラケダ、ナゼコノパソコンヲツカイコウシンガデキルノダ」 「サキホド、コノパソコンノナカヲカイセキシタ、ムズカシイゲンゴがオオイ、ワカッタノハコノゲンゴダケダ」
僕は頭の中がまたまた混乱した。しばらくは交信をやめて頭の中を整理した。つまり宇宙にいた宇宙人が、何かの拍子に地球という星に引き寄せられ、かみなりをきっかけにここに間違ってきてしまったということになる。
つづく
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