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2007/01/16(火)
雪
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雪が降らなくて、この地域は不景気である。というのは、理由はいろいろある。 まず第一に除雪を冬の仕事としている人達である。この人達はあたりまえだが仕事がない。自宅待機ということで最低の賃金保障はされているらしいが、その上の上乗せがない。 道路除雪の予算は国、県、町とそれぞれ組んでいるが、使えないのである。この金が町に落ちない。ということは町全体に金が回らないことになる。昨年度の異常な大雪であれだけマスコミを騒がせて(勝手に騒いでいた)、そして今年はこれである。 昨年度は3m、多いところでは4mくらいあったのに、今年は30Cmである。しかもこの時期に雨が降っている。これだけ極端だと、町全体の調子が狂ってしまう。噂では災害の後(中越地震)は3年大雪が続くとか、温暖化により海水の水蒸気が大気にあふれ、それが寒気団の影響により雪となるので、これからはずっと大雪になるとか、いろいろと噂されていたが、蓋をあけてみればこの有様である。 次に困るのはガソリンスタンドとかの燃料関係。まず除雪車が稼動しないので軽油が売れない。そして融雪システム屋根用の灯油がまったく売れない。次に家庭用灯油も気温があたたかいので売れない。昨年度は間に合わないくらいに軽油も灯油も売れたのに。 次がスキ−場関連。かろうじて正月は雪が間に合ったが、それでもかなりの宿泊のキャンセルがあったらしい。ただし、あれから降らない。雨なんてものが降っているので、今後も心配である。 そして、雪が降らないと言うのは道路事情がいいので、一般の消費者は遠くに買い物に行く。地元の商店に金が落ちない。
昨年度の大雪も、たぶん何十年に一度の異常現象だが、今年の小雪も何十年に一度の異常現象である。昨年度は我が家は2階の窓にも雪囲いが必要になり、家の中が昼間でも真っ暗だったのに、今年はまだ一度も除雪らしい作業をしていない。一体どうなったのだと首をかしげたくなる。
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