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2007/10/26(金)
あれから3年
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ふと気がつくと、中越地震から3年が経過していることに気がついた。平成17年10月23日の午後5時54分。あの日自宅に戻ったばかりの自分は、母とあんぼの作り方の話をしていた。そして突然ドシンとしたかと思うとグラグラと大きなゆれ。とても立っていられなくて、柱にしがみつきしゃがみこんだ。長い時間に感じた。 あの悪夢のような出来事、頭では忘れられても、体が覚えている。今でも、少しガタガタというと体が身構えてしまう。一時期はノイロ−ゼみたいになったものである。 この地方であの大地震、おそらく何百年も地震というものを経験しない地域なのだろう。少なくとも残された歴史には記されていない。 先日、山古志村からこの町に嫁いできた人と話をした。何でもあのダムに埋もれたあの場所のとなりに実家があるそうで、あの地震のときには、すでにご両親とも亡くなっていて、その家には誰も住んでいなかったからよかったそうである。あの地震を経験しなかっただけでも両親は幸せだったのかもしれません・・と話していた。 そのあと興味深い話をしてくれた。あの地震の一ヶ月前に山古志村に夫婦で出かけた時、異常に大きなあけびの実が実っていたそうである。長さが20センチ以上あり珍しいねと夫ともに持ち帰ったそうである。今思えば、植物の予知能力で子孫を残さんがためにあんなに大きな実をつけたのかもしれませんね・・と。 もちろんそのアケビのあった場所は崖崩れで今はない・・・。自然の予知能力とはすごいものである。
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