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2007/11/28(水)
コメの話
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自分の住んでいるところは魚沼コシヒカリの産地である。学生時代に静岡、御殿場の米屋の息子がいて、自分の住所を見て「日本一おコメのうまいところだね」とズバリ言った。なんでも魚沼三郡、北、中、南うちで、中魚沼郡のコメが一番うまくて、その中でも川原端の田んぼで作ったおコメが一番うまいといっていた。つまりこのすべてに我が家は該当する。 魚沼コシヒカリが有名になるのは、長野で偽者の魚沼コシヒカリが出回ってからである。それまでももちろん有名であったが、興味のない人には知られていない。偽者が出回るほど有名でうまいのかと言う意味で全国に知れ渡った気がする。この米屋の息子がそう言いきったのは、もちろん偽者がニュ−スになる前の話。全国の米屋では昔からプレミア米として有名であったことになる。 さて、おこめ。コメ、米。先日イラストレ−タ−の高木さんという人が自分のところにきた。東京の人なのだが、高木さんに聞いてみた。本当にこの地方の米はうまいのかと・・・。その答えは「最高でしょうねぇ」というものであった。毎日食べていると感覚が麻痺してしまい、うまいのかどうかわからなくなるのだ。その後に、いかにお米がすばらしい食品なのかを説明してくれた。そして本を紹介してくれた。1998年前後の出版で、井上ひさし著「コメの話」である。早速読みたくなりネットで調べると絶版だということ。一度はあきらめたが、こうなるとどうしても読みたくなるのが自分の悪い癖(笑)。ない頭をひねって中古ならあるだろうとオ−クションで検索。やはり無し。アマゾンで検索、あった!!中古本である。その価格、なんと1円。 もう一冊、ついでとばかりに続編である「どうしてもコメの話」も探す。やはり一円。各書店にあるが送料の関係もあるので2冊とも同じ本屋さんに発注。2冊で2円。無料みたいなものである。しかし!!!送料が680円(泣)。支払合計額は682円。クレジットカ−ド決済。こんなときはめったに持ち出すことないジャスコカ−ドのマスタ−の登場である。便利な時代である。古本もネットの時代か・・と感心してしまう。本当はブックオフめぐりをしようと思っていたのだが、その時間もない。田舎では3軒のブックオフを車でかけめぐると680円以上の出費になると自分を納得させた。せっかくの一円なのに・・・と、なんだか後悔したくなる買い物であった(笑)。
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