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2007/02/12(月)
十二講
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いよいよ本日は「十二講」である。午前中は余裕があるのでサウナに出かける。前日の体内に残った酒を抜くためと神事にそなえてみそぎをかねて(笑)。 帰ってきてから、カタコモチを入れたツツッコというものを作る。その後弓矢を借りにいく。文化財専門員より借りてきた弓、縄文時代の弓を再現したもので、ベンガラ、うるし塗り。これがかっこいい。無理を言って借りてきた。 十二講はどんと焼みたいなものだが、基本的には山の神に対して、年初めに山に入るために神に許しを請うと同時に山での安全を祈願する行事である。 消防署には届出済み、地元消防団には依頼済み。ところでこの時期は「十二講荒れ」といい、毎年吹雪となり荒れるのだが、信じられないことに雨。この時期に雨というのはこの地方にはありえないのだ。今年は雪が無いために別の意味でいろいろと苦労をしてしまった。 雨のために地元の建設業者よりテントを無償で借りる。毎年のことではあるが本当にありがたい。こういうボランティアの元に地元の伝統行事が継続されていることを町の行政は理解してくれているのだろうか。 さて、夜7時に十二講のはじまり。最初に会長である自分が司会をして、今年は伝統の復活として弓矢を用いて昔ながらのやり方をしますと説明。その後集落区長のあいさつ。・・とここまではよかった。区長に弓矢を引いてもらう、最初は軽く弦を引いたら、1メ−トルくらいのところにポトっと落ちた。これには全員が爆笑。次である、今度は区長は思いっきり弦を引いたら、弓が・・・なんとパキッと軽い音がして折れた。えっ・・・(汗)。 結局、すぐに適当に弦を適当に張り、なんとか行事を終わらせた。その他は順調である。風が無いために火はまっすぐにあがり見事なものである。燃焼時間も早すぎることも無く、遅すぎることも無くちょうど良かった。メンバ−全員の苦労がこれで報われる。このために秋には萱刈りもしているのだから大変な苦労である。 その後、地元新聞社のおなじみの記者にいろいろと説明をする。こちらのほうは説明が難しい。どんな記事となるか楽しみである。 忙しくて写真も撮れなかったので、仲間であるkobaさんのサイトにリンクを貼らせてもらいます。
http://res9.7777.net/bbs/1056/
ま、これでやっと自分の会長としての大役が終わったわけである。あとは中学PTAの広報誌作り。あ、友の会連絡協議会の原稿も会長代理で書かなくてはいけない。それと隣町の写真展への協力もあった。ひとつ終わるとまたひとつとなかなか忙しいなぁ(笑)。来年は青少年育成会議がもう一年ある。でも責任はこれで一応終わったようなもの。さて、大好きな音楽活動に専念できる。あ、まだ税金の申告が待っていた・・これが一番嫌だ(笑)。そうそう、明日弓矢が折れたことをあやまらなくてはいけない・・・人生、いろいろとあるものだ。
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