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2007/05/01(火)
幻のトムソン
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トムソンのギタ−を預かってくる。もう少し音がよくならないかということなのだが、う〜ん、サドルを見てみるくらいしかできない。弦高はちょうどいいしなぁ・・ということで弾いてみると、そんなに音は悪くない。 依頼主はハイコ−ドが弾きにくいというが、自分が弾いてみるとそれほどでもない。ただネックの厚みが少し厚いようだ。これはまぁ慣れの問題だろう。 幻のトムソン。ありそうで意外とないのがトムソン、ト−マスなのだ。これは木曾スズキ製である。それにしても木曾はいろいろなギタ−を作っている。 よく見るとギタ−そのものの作りは悪くない。合板は合板でもサイドはロ−ズのきれいな木目、バックは3ピ−スで中央部はメイプルだろうか。しかし惜しいかな、ネックのポジションマ−クのインレイが白いプラスチック、ヘッドのトムソンのロゴはただのペイントである。このあたりでせっかくのギタ−を台無しにしている。手を抜く所はしっかり抜いてあり、素人にもみえみえである。 品番がW260となっている。定価26000円、実販価格で19800円というところだろうか。まぁしかし、買いそびれたギタ−として、今しみじみ見ていると中学生のあのころがよみがえってくる。買えそうで買えない二光通販のギタ−だった。月々の支払いはたいしたことはなかったが、それでも小遣いを圧迫することは間違いなかった。 遠い日の記憶の中のギタ−、幻の迷機トムソン・・・ちょっとオ−バ−かな(笑)。
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