|
2007/06/20(水)
ギタ−練習 その五
|
|
|
アコギとエレキ、どちらを選択するかは難しい問題である。若いときはどちらでもいい、どちらも同じである。どちらを専門にやっても結局行き着くところは同じである。しいていえば弦の固さくらなものである。 ただしエレキには欠点がある。アンプを通さないと音が出ないこと。今のギタ−アンプにはヘッドフォン端子がほとんどついているので極端な話、夜中でもエレキを練習することができる。われわれの頃はそれが付いていなかった。器用なやつは改造してつけていたが(笑)。 その点アコギは気楽である。何もいらないでギタ−一本で音が出る。我々くらいになるとエレキは疲れる。どうしてか考えてみると、音が疲れるというより、音を作らなくてはいけないからだと気が付く。まず音量、そしてト−ン。はたまたエフェクタ−ときりもなく音をいじっていく。若いときはこれが面白い。自分の息子が今そういう状態である。息子は同時にピックアップをいじりはじめた。ま、それもいい経験だろう。 息子は確かにうまくなった。ギタ−始めてまだ一年、この期間でこれだけ上達するとは思わなかった。では息子はどうやってうまくなったのか・・・、やはりヘッドフォンである。夜中に練習している。同時に時代の申し子というか、パソコンとネットを200%活用する。タダでいただけるものは外国のサイトから譜面をみつけてくる。それもひとつの才能である(笑)。 練習のコツは、当たり前たが繰り返すこと。それも一回に集中するのではなく、段階的に繰り返す。30分弾いたら、一時間弾かずにほかの事をする。そしてまた30分弾く。そうするとうろ覚えのことはたいがい忘れてしまう。そこでまた弾き始める。練習する。この繰り返しである。息子はどうもこれを自然とやっていたようだ。まるで一日中ギタ−を弾いているように見えるが、30分ギタ−、そして一時間勉強、そしてまたギタ−。これは非常に効率のいい練習方法である。 娘の高校では軽音楽クラブがやっと認められようとしている。男子が中心らしいが、ほとんどがエレキ。アコギを馬鹿にしているという。しかし、兄よりうまい人はいないそうである。娘はできればアコギをやりたいと考えている。もちろんエレキもアンプも娘に与えてあるのでどちらでも選択OKなのだが、アコギのほうが性に合うのだろう。
つづく
|
|
|