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2007/06/21(木)
ギタ−練習 その六
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昨晩久しぶりに娘が屋根裏に上がってきた。娘がここに来るときはパソコンの印刷かネットで何かを買って欲しいときである。ところが今夜は数あるアコギの中から一本を取り出した。ヤマキである。そして、ポロポロ弾いていたら、 「う〜ん・・・これもなかなかだね・・」 などと一人前の事を言った。これだけアコギがあると子供たちも比較ができるのである。自然とどれがいい音かということがわかってくるのだろう。スキャロプトブレ−シングに改造したタカミネのエリ−トは、息子がこれ持っていくよ、といいながら自分の部屋に持っていった。いい音だと直感的に感じているのだ。 さて、娘が何しにきたかというと、どうもアコギをうまくなりたいらしい。自分もなんとなくアコギを取り出してポロンポロン始めた。そのとき、ふと娘の目をみると輝いている。あ、こいつ、いよいよ本気になったな・・と親父は考える(笑)。 親父のお得意、十八番のAnjiを弾き始めると、それが弾きたいといい始めた。え、これ・・・しばし唖然する。う〜んと考えた。3フィンガ−がろくにできないのに、まずAnjiは無理である。 このことからいえるのだが、とにかく基本である。この基本ができていないとダメ。すべての習い事とギタ−も一緒。ストロ−クを2時間弾きまくるようなつまらない練習、アルペジオだけを変化をつけて一時間も同じ事を繰り返す練習、こういうものが息子や娘にはない。かっこいいところ、おいしところだけをチョイスしてやっているからト−タルとしての完成度がないのだ。 このことはFLOSKYのメンバ−にもいえるわけで、基本をやりつつ、いろいろな曲をチャレンジしていくという方法をとっている。たとえばコブクロの「轍」。この曲、ストロ−クの基本ができていないと絶対にダメである。ちょうどいいのでこの曲をやりつつストロ−クの練習を兼ねてみる。こういう曲はノリと雰囲気が勝負である。 こんなふうに書いていると自分がすごくうまいみたいだが、それほどでもない(笑)。ただ基本をいやになるほどやっているので、そういう点でト−タルバランスはいいと自負している。だから飲みながらギタ−を持つと、水を得た魚のようなもの(笑)。プル−スから演歌までやってしまう。ナツメロ大会である(笑)。ジャンルにこだわらないこと、これすごく大切である。 つづく
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